2019年4月18日 (木)

同人雑誌季評「季刊文科」第77号(3月31日発行)谷村順一氏

自分というキャラクター

≪対象作品≫

望月なな「おしなべてまりか」(「mon」vol.13・大阪府)/和泉真矢子「まねき食堂」(「メタセコイヤ」第15号・大阪市)/岩崎和美「主婦Kの日記」(「浮橋」第2号・兵庫県)/伊藤宏「波が教えてくれた」(「樹林」vol.646・大阪府)/猿渡由美子「うらからやから、そしてウチムラ」(「じゅん文学」第98号・愛知県)=本誌転載作品/曹達「炎」(「浮橋」第2号・兵庫県)/おのえ朔「ミフユさん」(「せる」第109号・大阪府)/猿川西瓜「五百万円」(「イングルヌック」第4号・大阪府)/小石珠「白い花」(「P.BeNO.5・愛知県)/山岸とみこ「ナベを買う」(「こみゅにてぃ」第103号・埼玉県)。

 

 

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2019年4月11日 (木)

同人誌季評(小説・1~3月)「毎日新聞」(3月24日・朝刊)古閑章氏

題=再生/一期一会の大事」
鷲津智賀子さん「今年の秋」(「火の鳥」第28号)上村小百合さん「潮風の便り」(「火の鳥」第28号)小河原範夫さん「ガンバッテ、生徒会」(「ガランス」第26号)武村淳さん「天井の花びら」(「詩と真実」第835号)右田洋一郎さん「ブロンド」(「詩と真実」第836号)くまえひでひこさん「雅羅馬」(「長崎文学」第89号)箱嶌八郎「ほくろ」(「九州文学」第44号)佐々木信子さん「ヤマガラの里」(「九州文学」第44号」)今給黎靖子さん「華は東方で咲きたい」(「九州文学」第44号)木澤千さん「本望」(「九州文学」第44号)
 このほか、属識身さん「インパン」(「文芸山口」第343号)立石富生さん「てんぷら、つくる?」(「火山地帯」第195号)有村信二さん「白い秋」(「海」第21号)中野薫さん「巡査の恋」(「海」第21号)山田キノさん「美しき景色」(「海峡派」第144号)西村宣敏さん「雪の記憶」(「海峡派」第144号)

《参照:文芸同人誌案内掲示板ONさんまとめ》

 

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2019年3月30日 (土)

西日本文学展望「西日本新聞」3月28日(朝刊)茶園梨加氏

「西日本新聞」03月28日(木)朝刊「西日本文学展望」茶園梨加氏筆(文芸同人誌案内より)

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2019年3月11日 (月)

「人間像」同人会は、札幌市の下記にお問い合わせください。

札幌市市民文化局文化部文化振興課〒060-0001 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌時計台ビル10階
電話番号:011-211-2261
ファクス番号:011-218-5157
人間像同人会=〒061-1148 北広島市山手町1-1-10

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2019年3月 8日 (金)

西日本文学展望「西日本新聞」02月28日・朝刊=茶園梨加氏

題「過去」
立石富生さん「てんぷら、つくる?」(「火山地帯」195号、鹿屋市)、鈴木比嵯子さん「天使の歌声」(「ガランス」26号、福岡市)
遠藤博明さん「シャーロキアンのカウントダウン」(「日曜作家」25号、大阪府茨木市)、野原水里さん「そうぞうの時間」(「ガランス」26号、福岡市)、片科環さん「東雲荘グラフィティー」(「独り居」7号、福岡市)、古岡孝信さん「山が哭く」(「21せいき」100号記念号、大分市)
「あしへい」21号(北九州市)同人誌「街」特集より玉井史太郎さん「手談-あしへい打碁集-」
文芸同人誌案内掲示板:ひわき さんまとめ)

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2019年2月21日 (木)

同人誌時評「図書新聞」(2月16日)評者=越田秀男氏

 (一部抜粋) 『山よ動け女よ死ぬな千里馬よ走れ』(笙野頼子/「民主文学」1月号)――編集者のインタビュー企画、「文学は激変する社会状況に対し何が出来るのか」に対し、爆竹弾的文章にして返した。ブチギレた? いや理性的・理知的正論――「文学であろうがなかろうが人間は出来ることしかしない………出来ないことは出来ない」「文学はてめえらの兵隊じゃねえよ」「本当の文学は捕獲されにくい」「ジャーナリズムがもうぴったり蓋をされている時代でも……生々しい「嘘」……「大嘘」をかますから」。
 『美雨』(河合泰子/「夢類」26号)――「あたしたちくらいの年頃になると、ある日突然、死が腕を伸ばしてくる」、でも寄ってくれるのだから「幸せ」。そんな時、身元不明の娘が闖入、居着いてしまう。娘は寡黙だが、居てくれるだけで幸せ。やがて親友の死の知らせで狼狽える。娘は野良猫だった。
 『棕櫚の木のそばで』(谷本好美/「風土」18号)――四万十川を臨む限界集落、歯抜けの家々、ガラケーが役立つ。超高齢村人たちの姿を土地の言葉で明るくユーモラスに描く。
  『ヤマガラの里』(佐々木信子/「九州文學」7期44号)――病者の心象風景、ムンクの叫び声?――重い鬱病の主人公は叔母の家に転地療養するものの、叔母はじめ医師、カウンセラーとも意思疎通には厚い氷壁が。
 『山里に暮らして』(松葉瀬昭/「槇」41号)――第二の人生は小説書きと自給自足生活。となれば非加工の自然が押し寄せてくる。とりわけ餌を求めて田畑を荒らす動物たち。彼らの高度な知的レベルに驚く。この有り様を捉える作者の観察眼にも驚く。
  『終戦』(三咲光郎/「季刊文科」76号)――永井荷風、谷崎潤一郎、横溝正史の、終戦までの数日の姿と、玉音放送の受け止め方を描写する。永井は、死に追われる恐怖が去った後の喪失感と得体の知れない不安。横溝は昨夜見た幻影――見知らぬ子らの笑い声、池に沈む子の死体、池のさざ波――を反芻する。谷崎も幻影に現れた霊の群行に想いを巡らせ、「逃げ出したのか。祖霊や諸々の霊魂がこの国を沈む船のように見捨てて去っていくところを、自分は見たのではないか。」
  『童謡のセンチメント』(永野悟/「群系」41号)――童謡百年特集、赤い鳥創刊から百年。吉本隆明は「ナショナリズム」(現代日本思想体系)の解説で童謡の歌詞から大衆のナショナルな感性の変遷を抽出した。そのセンチメントを賞味。例えば『浜千鳥』は波の間に間に子鳥が親鳥を探す可愛らしい風景?――「波の国から生まれでる」「月夜の国へ消えてゆく」は明らかに、生命の生死を暗示している。永野は「“死”ということばは知らなくてもよい。童謡の世界では、かなたに、消えていくということでいいのだ」と子の心に寄り添う。
  『大手拓次の言語観と蛇の表象―『悪の華』を通じて―』(畠山達/「流域」83号)――磯田光一は最後の著作『萩原朔太郎』の中で、『悲しい月夜』を解釈するに当たって、“犬”のイメージの変遷を万葉期から解き明かした。
  『詩歴』(池戸豊次/「じゅん文学」98号)――随所に“蛇”のイメージを織り込み、まさにエロスとタナトスの世界。幼児から少年、青年へと成長する階梯ごとに、幼なじみ、病弱な従妹、年上の女、恋人を配し、そして恋人の死。姉に身の哀れを告げると「これではだめよ」「何が?」「カーテンが煙草で汚れているし、布団が湿っている」――空気入れ替え掃除洗濯開始! (「風の森」同人)
▼民主文学 〒一七〇―〇〇〇五東京都豊島区南大塚二―二九―九サンレックス二〇二 日本民主主義文学会/▼夢類 〒二一五―〇〇〇五神奈川県川崎市麻生区千代ケ丘七―八―一七 河合泰子/▼風土 〒七八三―〇〇四四高知県南国市岡豊町八幡七三六―一 杉本雅史 /▼九州文學 〒八〇九―〇〇二八福岡県中間市弥生一―一〇―二五 波佐間義之 /▼槇 〒二九〇―〇五一二千葉県市原市鶴舞七七七 岸本静枝
▼季刊文科 〒三九二―〇〇一二長野県諏訪市四賀二二九―一 鳥影社 /▼群系 〒一三六―〇〇七二東京都江東区大島七―二八―一―一三三六 永野悟 /▼流域 〒六〇六―八三一七京都府京都市左京区吉田本町二九 静山社 /▼じゅん文学 〒四六三―〇〇〇三愛知県名古屋市守山区下志段味字西の原八九七 戸田鎮子
《参照:文学に何が出来る?人間は出来ることしかしない!(「民主文学」)童謡百年特集、歌詞のセンチメントを賞味(「群系」)

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2019年2月 6日 (水)

西日本文学展望「西日本新聞」(1月31日)朝刊=茶園梨加氏

題「母」
鳥海美幸さん「支配」(「龍舌蘭」197号、宮崎市)、有森信二さん「白い秋」(「海」第2期21号、福岡市)
樋口かずみさん「そのバラとは……」(「文芸山口」343号、山口市)、黒木日暮らしさん「黄金の間」(「龍舌蘭」197号)、井本元義さん「静かなる奔流」(「海」第2期21号)
「龍舌蘭」197号は久保輝巳さん追悼特集号
文芸同人誌案内掲示板:ひわき さんまとめ)

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2019年1月26日 (土)

「日曜作家」は文芸誌=外狩雅巳(会員投稿)

 第25号が送られてきた。季刊発行で7年目である。
 文芸同人誌ではない文芸誌だと表紙にも明記してある。
 しかし、創刊の言葉は同人誌界実情批判からなっている。
 同人誌界での位置づけと取れる文でもあるし後記にも掲載著者を同人とも呼んでいるが文芸誌と自負する面もある。
 30人の同人から年同人費一万円が集まる大集団である。
 同人には十部配布している。定期読者・会員も33名抱えているし図書館など50以上の送付先も掲載してある。
 掲載負担金は頁千円なので合わせて年間150万は集まる。
 今号は168頁である。データ送稿で30万円で作成か?
 五百部で送料等負担すると大原代表は財政的に大丈夫か。
 そんな心配も吹き飛ばすような躍進である。
 大原正義代表の個人作業での大奮闘振りがよくわかる。
 受け取る度に分厚くなり会員増大も明確である。
 時代に立ち向かう意欲を感じて応援したくなる。
 三年間の予定表が掲載されている、貫徹して下さい!
《参照:顔を合わせ語り合う「町田文芸交流会」の現況=外狩雅巳


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2019年1月24日 (木)

文芸同人誌の岐路が見える

 文芸同人誌の現象として、話題にしているのが小野光子のひろば「文学同人誌の衰退とその影響]である。これは、高齢化などで、同人誌の書き手で構成員が減ると、原稿そのもの集まらない。そのため、発行が出来なくても、誰も困らない。それまで、それが成立してきたのは、読者が不在で同人が読者であったからである。
 私自身、「砂」に参加してきたが、幾度も言ううように取材対象選んで、その人だけは読者になるという方向性をもたせて、辛うじて他人が自分が書かれているから読むという、システムを作った。しかし、専門編集員がいないので、どうできるのかがわからず、やりようがなかった。取材先だって、漠然とした話では、相手にしてくれない。
 文学フリマでの状況では、若い人たちが、是非とも他人に読んで欲しいというものを書いて、フリーマーケットで売り込んでいる。他のブースからどんな風にすると売れるか、調べに来ることもある。読んでもらうための工夫をしているところが、やはり売れているのである。

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2019年1月 4日 (金)

交流会で同人誌の印刷や誌面構成を話題に=外狩雅巳

 町田文芸交流会一月会合を前に各会の同人誌が完成しそれぞれの会内での合評会が始まっています。
 文芸多摩からの連絡では交流会前に内部の合評会を行い外評価に臨むそうです。
 同じ文学潮流の仲間での同人誌は外部からどのように読まれ評価されるかを期待しているようです。
 昨年末に「民主文学」誌を「群系」誌の永野代表に送りました。左翼だ、日共だ、との思い込みが変わったとしていました。
 そのことが彼のブログにも書いてありました。分断された国民感情にくさびを投げかけた事を実感しました。
 その「群系」同人も「日本民主主義文学会」町田支部の人も加わっての交流会会合なので、面白い時間を創れそうです。
 月例会なので顔なじみになれば、相互の会合の実態や経理上の事や印刷技術も討論できます。
 活字の大きさから紙質や色調とか目次の作り方や会費納入状況など等なんでも話せます。
 これが、顔を合わせるリアルな交流会の利点なのです。みんな親友になります。勉強になります。
 このような同人会の相互交流は稀有なので「文芸多摩」11号と白雲47号の同人誌上に紹介されています。
 昨年末に送付されてきた「日曜作家」誌からお手紙を頂きましたが合評が困難だとの事です。
 勝手我儘な参加者に振り回されるので会合を廃止してしまったとの事です。それは何処にもあります。
 それに負けずに参加者の満足を作り上げる会合運営を放棄している事です。
 文芸同志会の評価を期待してそれを誌上に掲載しているとの事ですが、自前の合評会も必要でしょう。
 連載もエッセイも短歌も掲載したからには、全ての作品著者は評価を待っています。
 みんな人間として平等です。作者が望むならすべて合評できる仕組みを追求しています。
《参照:外狩雅巳のひろば

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