2008年12月29日 (月)

「西日本文学展望」「西日本新聞」12月27日朝刊=長野秀樹氏

<文中抜粋>本紙で六月から七月にかけて、十三回にわたって連載された「九州同人誌探訪」では、改めて地元の同人誌の層の厚さと熱気を確かめられた。また、同誌(補・「文學界」)の同人雑誌優秀作に上半期が鮒田トトさんの「犬猫降りの日」(「竜舌蘭」一七二号、宮崎市)、下半期が江口宣さんの「イエスよ涙をぬぐいたまえ」(「九州文学」五二三号、福岡県中間市)がえらばれたことも、そのことを実証している。
正田吉男さん「放牛往還記 前夜」(「詩と真実」七一四号、熊本市)、赤松健一さん「我らの行方」(「海」六七号、福岡市)
「邪馬台」一六九号(大分県中津市)より「創作」として、宇津木立さん「鳶の笛(その六)」、浦本啓次郎さん「ラブレター」、岡朗子さん「お祖母ちゃんと勉強」
「海」(前出)より牧草泉さん「再会」(「文芸同人誌案内」掲示板・日和貴さんまとめ)

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2008年12月18日 (木)

「文芸同人誌評」「週刊 読書人」08年12月19日・白川正芳氏

《対象作品》「翼をください」小嶋和(「文芸パトス」18号)、「雨の匂いと風の味」よこやまやよい(「星座盤」2号)、「からだの来歴」遠野明子(「時空」28号)、「三島由紀夫『サーカス』」森晴雄(「群系」21号「太宰治と三島由紀夫」特集)、「時の雨」おしだとしこ(「文学街」12月号)、「恋ヶ窪」森岡久元(「別冊 関学文芸」37号)、「コガネムシ」西田宣子(「季刊午前」29号)。(「文芸同人誌案内」掲示板・よこいさんまとめ)

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2008年12月17日 (水)

「同人誌時評(10月)」「図書新聞」2008.12.13、たかとう匡子氏

《対象作品》「古賀忠昭追悼号」(「SOOHAスーハ!」第4号)、「筧槇二追悼号」(「山脈」第125号)、「戦後短歌を考える」(「綱手」第244号)、「私の小説作法」(「全作家」第71号)。小説は、「ここにおる。」野見山潔子(「季刊午前」第39号)、「迷惑者リスト」都丸圭(「北」第52号)、「夢の鎖〈その五〉」楢信子/「堤」稲垣瑞雄(「双鷲」第70号)。(「文芸同人誌案内」掲示板・馬の骨さんまとめ)

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2008年12月11日 (木)

同人誌作品の論評・専門サイト「小説・書くひと=読むひと・ネット」ができる

文芸同人誌案内」のネット仲間の有志による、同人誌作品の論評専門サイト「小説・書くひと=読むひと・ネット」が出来た。
 文芸同人誌で歴史のある雑誌ほど、雑誌「文学界」の同人雑誌評欄で取り上げられることを、目標にしていたのではないだろうか。優秀作であれば「文学界」に転載されるのであるから、当然であろう。それと、優秀作でなくても論評で取り上げられることで、権威的なお墨付きが得られたという品質保証の役割を担っていたのである。
 通りすがりの人に相手にされなくても、権威のある評論家に認められたという自負が持てるわけである。
 ところが、見ず知らずの他人の作品の印象は、権威がない。そこが問題といえば問題である。
 それと、現代は時間を消費する商業的レジャーが多く、時間の奪い合いをしている。そこに本を読むという時間を持つ人は少ない。ましてや、読むだけでなく、その感想文を書くというのは、大変なエネルギーがいる。やる気がないと出来ない。やる気がなくても出来ることより、やる気がないと出来ないことをしてみようという人に期待するということになりそう。「小説・書くひと=読むひと・ネット」のサイトが、どれだけの影響を同人誌の作者たちに与えるか? 注目していきたいものだ。

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2008年11月 9日 (日)

「同人雑誌評」「文學界」2008年12月号、担当・松本道介氏

《対象作品》「うさぎ」井藤藍(「法螺」59号/交野市)、清水信(「火涼」59号/鈴鹿市)、「JUST」ひわきゆりこ(「胡壷」7号/福岡市)、「暗い部屋にたどり着くまで」須崎隆志(「札幌文学」72号/札幌市)、「たまゆれ」青木創(「蠍」48号/諏訪市)、「幻の鳥」中津川良一(「ん」第10集/広島市)、「風景―山の家―」山口馨(「渤海」56号/富山市)、「坂の町の家族」難波田節子(「遠近」35号/東京都)、「存在価値」フランクリン水脈子(「北門文学」10号、秋田市)、「会津の女(後編)」宮原敏博、「川の匂い」河合愀三(以上「龍舌蘭」174号/宮崎市)、「ママの細道」鷹宮さより(「りりっく」18号/川口市)、「恋ひめやも」山名恒子、「戦時の作品を顧みるということ」石垣貴千代(以上「游」19号/東京都)、「ベルタ・フォン・サイコンハイム」岩崎芳秋(「文芸事始」26号/所沢市)、「猫の耳」藍崎道子(「こみゅにてぃ」79号/和光市)、「明日もまた」葉山弥世、「『放浪記』を創る 放浪の女(ひと) 林芙美子」、「戯曲 軍縮の人」天瀬裕康(以上「広島文藝派」23号/廿日市市)、「夏の修羅」服部進(「北狄」344号/青森市)
ベスト5=「うさぎ」井藤藍、「坂の町の家族」難波田節子、「暗い部屋にたどり着くまで」須崎隆志、「川の匂い」河合愀三、「存在価値」フランクリン水脈子。
2008年下半期同人雑誌優秀作
「イエスよ涙をぬぐいたまえ」江口宣(「九州文学」)
奨励作
「香花」米沢朝子(「高知文学」)、「教室はやり唄」亜木康子(「湧水」)
他候補作
「ミゼット」吉田典子(「サボテン通り」)、「JUST」ひわきゆりこ(「胡壷」)、「うさぎ」井藤藍(「法螺」)

ひわきさん作品は、またしても、快挙ですね。ベスト5に入らずに、優秀作候補に入っています。
なお、みなさんご承知のとおり、今号をもって、「文學界」での「同人雑誌評」は最終回だったので、評者4名による座談会「同人雑誌よ永遠に」が組まれ、「書きたい人のための全国同人雑誌リスト320」が掲載されています。320誌とは、意外に少ない気がしますね。「文芸同人誌案内」掲示板・よこいさんまとめ)。

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「文芸同人誌評」「週刊 読書人」08年11月14日、白川正芳氏

《対象作品》「ありがとう、ランディ」中山和江(「コスモス文学」354号)、「家」水島弥生(「翻」4号)、「俳句はパスポート」山本悦夫(「四人」82号)、「ことの尽くる限もなく」加地慶子(「まくた」261号)、「ホセイン」村瀬巷宇(「朝」26号)、「グランマにあらず」斉木ユカル(「R&W」5号)、「江差で」安永稔和(「ぱさーじゅ」20号)、「これからの文学」山中光一(「青稲」81号)。「文芸同人誌案内」掲示板・よこいさんまとめ)。

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2008年11月 7日 (金)

11月9日の第7回「文学フリマ」に、複数のメディア取材の予定。

文学フリマ事務局通信では、11月9日の第7回「文学フリマ」にメディアの取材がいくつか入るとしている。
 今回は講談社から、文芸評論家の東浩紀氏の「ゼロアカ道場」企画があるため、従来より多いことが予想される。この講談社とのタイアップによって、新しい何かをつかめれば、文学愛好家・作家の市場の形成に大きな力を持つlことになるかも知れない。
 参加者は、メディア取材に対するキャッチ言葉を用意しておくことも必要かも。
 新しい音楽は東京からは生まれなかったように、文学の潮流は地域にある。赤字覚悟で、東京に地域色の個性を教えに来た、とか、8割ほめて置いて、一言チクリとやると、記者は喜ぶだろうと思う。

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同人誌「日田文学」来年4月で休刊

休刊が決まった「日田文学」を手にする江川さん 日田市の同人誌「日田文学」が、来年4月発行予定の57号を最後に休刊する。投稿する作家の人数と売り上げの減少で、経費負担が増大しているためで、編集人の江川義人さん(74)(日田市竹田新町)は「日田の文化の発信者という自負があったが、残念」と話している。
 日田文学は1954年、小説「銀杏物語」で芥川賞候補(55年)になった作家・岡田徳次郎さん(故人)ら19人が創刊し、小説、随筆、詩などを掲載してきた。88年から約5年間休刊したものの、江川さんら9人が93年2月に復刊し、年2回発行していた。
 掲載された作品からは、約40作が文芸雑誌「文学界」の全国同人誌評で取り上げられ、文壇からの評価も高かったという。
 現在は1号当たり600部(1部800円)を発行し、同市内の書店に置いているが、売り上げは最盛期の半分の30部前後にとどまっている。発行経費は同人作家で賄っており、高齢化に伴う作家の減少とともに1人当たりの負担が増えたため、休刊を決めた。
 発行人の医師、河津武俊さん(69)(同市石井町)は「作家は高齢化し、創作意欲も減退していた。日田から文学の火が消えるのはつらい。いつの日か、若い人が志を引き継いでくれればうれしい」と話している。(2008年10月30日 読売新聞)

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2008年11月 6日 (木)

雑誌「季刊文科(鳥影社)が「同人雑誌季評」を開始し、同人誌を募集

「季刊文科」は、第43号より、「同人雑誌季評」欄を開設する。そこで、同人誌を募集している。2冊を送る。送付先は、〒392-0012長野県諏訪市四賀229-1、鳥影社「季刊文科」編集部宛。
 なお、雑誌「文学界」(文芸春秋)においても、新しい形態を考慮中なので、それを尊重し、協調してゆくことに変わりはないとしている。(「季刊文科」42号・編集後記より)

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2008年10月28日 (火)

「同人誌時評」「図書新聞」08年11月1日 志村有弘氏

《対象作品》「命根」相馬庸郎(「AMAZON」431号/宝塚市)、「現人神」諸知徳(「あてのき」34号/金沢市)、「くたばれ忠臣蔵」逆井三三(「遠近」35号/練馬区)、「庄屋の職分―摂津国高浜村・押領吟味一件」穂積耕(「法螺」59号/交野市)、「桃の花びら」武野晩来(「青稲」81号/松戸市)、「見る聞く歩く学ぶ―江戸」野村敏雄、「上野のお山」郡順史(以上「八百八町」8号/板橋区)、「闇の森心中」湯本明子(「文芸シャトル」63号/豊田市)、「迦陵頻伽」大掛史子、「巣林一枝」山本十四尾(以上「墓地」63号/古河市)、「フォールアウト」伊藤眞理子、「記憶」河野洋子、崔龍源(以上「COALSACK」61号/板橋区)、「国の歩み」下川浩哉(「九州文学」525号/中間市)、「葦の地帯」千早耿一郎(「騒」75号/町田市)、「十五歳の夏」天路悠一郎、「武田隆子さんはかけがえのない詩人であった」菊田守(以上「花」43号/中野区)、「出征の日が初対面往きしまま耳不自由な年嵩の従兄」滝口悦郎(「未来」680号/中野区)、「被爆者の手記に報復の記録なし深き悲しみを思はざらめや」矢野伊知夫(「新アララギ」11巻9号/千代田区)、暮尾淳、瀬山由里子、中里夏彦(以上「鬣」28号/前橋市)、特集「あの俳人の今」(船団」78号/箕面市)、「春はいいですね……」武田隆子(「りんごの木」19号/目黒区)、石鍋トリ追悼(「荒栲」3巻5号/台東区)、高橋徹追悼(「GAIA」25号/豊中市)、中西泰子追悼(「塔」644号/左京区)。「文芸同人誌案内」掲示板よこいさんまとめ)。

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