2017年4月25日 (火)

文芸同人誌評「週刊読書人」(4月7日)=白川正芳氏

山野このみ「自宅カフェ『森のバロック』」(「創人&ほむら」合同刊3)、北村隆志「西洋見物と雑種文化論-加藤周一論ノート(3)」(「星灯」4号)、村上伸生「再び山頭火の句について」(「スクランブル」33号)
「イングルヌック」創刊号・2号より新城理「みる君どんな顔してる」・猿川西瓜「俺ら」、竹野滴「麩菓子」(「麦笛」16号)
階堂徹「張り子の家」(「詩と真実」3月号)、かなれ佳織「ダブルステッチ」(「民主文学」4月号)、北条ゆり「茶柱」(「まくた」219号)、大西真紀「トキオコシ」(「文芸中部」104号)、小島恒夫「わか家の犬たち」(「土曜文学」11号)、高橋秀城「菩薩行」(「虚空」52号)、笹原美穂子「湖」(「コブタン」43号)
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2017年4月18日 (火)

文芸交流会メンバー小野友貴枝さん「夢半ば」が好調=外狩雅巳

 文芸交流会の常連参加メンバーである小野友貴枝さんの出版された『夢半ば』が本格的に売れ出している。発行元の文芸社から350セット販売の報告が来た。《参照:小野友貴枝さんが出版体験を講演
 小野氏から今後も講演会などを行い活発に行動してゆくと連絡もあり22日の交流会でも現状を報告する。
五冊組にした日記集は千セット作成し文芸社の販路に乗せ様々な広告も行って来た2ケ月間の成果が出た。
 初期投資は大きかったが無料配布等をせず有料読者を掘り起こす手法が軌道に乗り出した。
少女期から現在までの日記を保存し出版した根気と覇気が78歳になり大きな花を咲かせたのだ。
 医療行政での全力投球は日本看護協会の重鎮となって社会的意義を残している。
同時に文学努力を続け家庭も充実させた人生を丹念に書き綴った記録は読み応えのある日記になっている。
 実売数が五百セットを超えの間近だろう。増刷するか新規に小説を出版するか。文学館のドル箱である。
 人は何を残すか?彼女の真意を聞ける22日の交流会。毎月毎回を楽しく開催して行く。

文芸交流会事務局長・外狩雅巳《参照:外狩雅巳のひろば》 

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2017年4月14日 (金)

「文芸多摩通信」13号(町田市)を読む=外狩雅巳

  本冊子は、日本民主主義文学会の町田支部が発行している。十人足らずの小さな支部だが熱心な人が多い。
 支部文芸誌「文芸多摩」を毎年発行しているがその間を埋めるのがこの通信である。
 A3の大判で24ページだが旅行記やエッセイなども掲載し支部の存在を知らせる小冊子となっている。
 佐藤順子「息子への手紙」は掌小説とも読める巧みなエッセイである。息子に成りすました詐欺電話で始まる。借金依頼に巧妙な返答をする。前回の借金全額返還を喜び借用書を返すから取りに来いと返答するのだ。
  息子が建て替えてもらった借金を働いて返す話への導入にする巧みさが上手い。親子の情を書いた作品。
  エッセイ二編、旅行記二編、大会レポート二編を盛り込んだ読み応えの一冊に編集した手腕に感心した。
 この支部は町田文芸交流会の常連で民主文学会外部の文芸同人誌世界に積極的に交流している。
 その実績を全国大会や東京大会で発表している。佐久健さんはその発表内容を今号に掲載している。
 4月22日の交流会では当誌を取り上げる。支部長が病気療養中で編集後記を佐久健氏が執筆している。
 「文芸多摩通信」第13号=(2017年3月発行)町田市中町2-18-10。編集発行=日本民主主義会町田支部代表・大川口好道・事務局・木原信義
《参照:外狩雅巳のひろば

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2017年4月 3日 (月)

西日本文学展望「西日本新聞」3月31日(金)朝刊・長野秀樹氏

題「家という装置」
階堂徹さん「張り子の家」(「詩と眞實」813号、熊本市)、三東昇さん「狐の棲む家」(第7期「九州文学」37号、福岡県中間市)
後藤みな子さん「川岸」(「イリプス」21号)、「飃」104号(山口県宇部市)より藤山伸子さん「朝鮮冷麺」、由比和子さん「女絵師花里」(「文学街」348号)、水木怜さん「代り筆」(第2期「照葉樹」11号、福岡市)、「ひびき」10号(北九州市)より北九州文学協会文学賞小説部門大賞は高岡啓次郎さん「無口な女」
寺井順一さん『静かな隣人』(長崎新聞社)、玉川さん『金満家の憂鬱(ゆううつ)』(幻冬舎メディアコンサルティング)、深田俊祐さん「散骨」(私家版)椎窓猛さん「天窓舎”走馬燈”季録」(「九州文学」)

15年に渡り「西日本文学展望」を執筆してこられた長野秀樹さん(長崎純心大学教授)に代わり、次回から茶園梨加さん(宮崎大学非常勤講師・近代文学)が執筆されます。同人誌を発表の場としている人たちにとって、大きな励ましであるこの欄がこれからも続いてゆくことが有り難いです。長野さんが、送られてきた同人誌の散文は全て読みます、とおっしゃっていました。誠実な対応に感謝しております。次回からの茶園さんの評を楽しみにしています。
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2017年4月 1日 (土)

文芸交流会の趣味的サークル活動の側面

  町田文芸交流会のレポートを外狩雅巳氏が報告している。《参照:生きがいともなる「文芸交流会」の3月例会報告=外狩雅巳
 今回は、岡森利幸氏の雑誌「みなせ」73号に掲載した「岡森利幸オブジェクション」とペンネーム盛丘由樹年氏の「雑事記」の感想。それといつか言及したことのある「1億分の1の幸せの道」(伊藤昭一)につて論じられた。
 他人の作品の感想、批評をすると、それぞれその人の生活背景が反映されるので、それを聴くのは面白い。参加者は、読み、考え、喋るということで、趣味的なサークル活動での仲間意識も生まれてくる。
 とくに岡森利幸オブジェクションは、現在の出来事の新聞記事のなかから、「苦悩」とか「生命倫理」とかいうテーマをもって、新聞記事の奥にある事柄を推察するという、継続した企画である。一部は、「暮らしのノートITO」にも転載している。交流会に参加したことの収穫のひとつでもある。

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2017年3月16日 (木)

文芸同人誌評「週刊読書人」(2017年03月03日)「白川正芳氏

〈前半の詩を対象とした記述は省きます。〉
宮川扶美子「続いぬまち」(「黄色い潜水艦」65)
小長美津留「随筆 気づかなかった幸せの日々」(「架け橋」22号)、陽羅義光「昔日」(「全作家」104号、掌編小説特集号)、猿渡由美子「駅に立つ」(「じゅん文学」90号)、中谷恭子「詩 部屋」(「とぽす」60号)、伽藍みずか「銀座にバーをつくるまで4」(「四人」96号)、松村信二「葉末の露」(「詩と真実」812号)
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2017年3月13日 (月)

第一回文学フリマ前橋2017年3月26日(日)に開催へ

  前橋といえばーいかんぞ いかんぞ思惟をかへさんーの萩原朔太郎だよね。「第一回文学フリマ前橋」が今月3月26日(日)に開催される。昔、萩原朔太郎が感じていたほど、東京から遠くはない。詩人の多いところだが、詩のグループはそれほど多くないかも。
 これからの文学フリマは、販売場所としての市場性を高める場にした方が良いのではないか、と思う。

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2017年3月 4日 (土)

西日本文学展望「西日本新聞」2017年2月28日・朝刊・長野秀樹氏

「 題「牢名主」
松村信二さん「葉末の露」(「詩と眞實」812号、熊本市)、桑村勝士さん「河口に漂う」(「胡壷・KOKO」福岡県須恵町)
宮川行志さん『不知火海野焔』(文芸社)、西田宣子さん『おっぱい山』(梓書院)、草倉哲夫さん『プリンクル物語 後編』(朝倉書林)
「村」8号(福岡県八女市) 
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2017年2月20日 (月)

文芸同人誌評「週刊読書人」(2017年2月3日)白川正芳氏

「野紺菊を描く」高橋裕子(「日本未来派 詩と評論」230号)、及川良子著『したたる瞬間を』
創刊、日本大学藝術学部文芸学科多岐祐介ゼミ発行「黒曜」より島崎葵「ファジー」・仲野真由「枝豆と猫」・井村佳歩「チョコレートを手に入れたら」・小山田美涼「剣の街」
若杉妙「私の岩下俊作像」(「海峡派」138号)
岡田朝雄「忘れえぬ人びと7 北杜夫さん」(「未定」21号)、黒羽由紀子「詩 すみれたんぽぽこき混ぜて」(「同時代」41号)、惣うえもん「お守り袋」(「詩と眞實」811号)、増永香菜子「永遠にサナギ」(「文芸」16号)、中村ちづ子「幸せの逃げ口」(「北斗」1・2月合併号)
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2017年2月13日 (月)

同人誌評「図書新聞」(2017年2月11日)評者・越田秀男

 《対象作品》「真っ白なキャンパス」(佐々川来太/黒曜創刊号)/「カラス」(川﨑正敏/静岡近代文学31)/「ウララ」(小畠千佳/あるかいど第60号)/「ジグソーパズル」(岸川瑞恵/九州文學第36号)/「喜蔵の決断」(塚越淑行/狐火第21号)/「電話のむこうでは」(山本恵一郎/漣第3号)。
「石本隆一・この一首」(鈴木成子・選/鼓笛№4―12)
わがものかあらぬか麻痺の腕一本抱えピノキオ冬辻に佇つ
 人間になったピノキオは再び木の人形に還っていく。
(風の森同人)
《参照:評者◆越田秀男「若者、中年、老人、それぞれの心の葛藤劇――人間になったピノキオは再び木の人形に還る」 (No.3290 ・ 2017年02月11日)》

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