2017年7月25日 (火)

「仙台短編文学賞」を創設=荒蝦夷プレスアートと河北新報社

 東日本大震災の被災地から新たな作家の発掘と育成を図ろうと、仙台市の出版社の荒蝦夷(あらえみし)、プレスアートと河北新報社でつくる実行委員会は「仙台短編文学賞」を創設した。仙台、宮城、東北と何らかの関連がある短編をジャンル不問で全国から公募する。実行委が20日、宮城県庁で記者会見し募集要項を発表した。
 実行委代表を務める土方正志・荒蝦夷代表(54)は「テーマを震災に限定するつもりはないが、結果的に震災をどう理解するかヒントになるような作品が集まってくれればいい」と語った。
 初回の選考委員は仙台市出身・在住の作家佐伯一麦さん。第2回以降も毎回異なる1人の東北在住の作家が担う。
 対象は日本語で書かれた未発表の自作小説。400字詰め原稿用紙25~35枚程度。募集期間は8月1日~12月15日。選考結果の発表は2018年3月の予定。
 大賞受賞作はプレスアートの隔月刊誌「Kappo」と河北新報、集英社の月刊誌「小説すばる」に掲載されるほか、副賞として賞金10万円を贈る。
 賞創設について実行委事務局の川元茂プレスアート取締役編集部部長(50)は「新しい文学の言葉を持った方々に表現の枠組みを与えるのは地域の活字メディアの使命だ」と強調した。
 応募方法などの問い合わせ先はプレスアート内の実行委事務局022(266)0912。

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2017年7月 7日 (金)

「おいしい文学賞」短編公募・ポプラ社

ポプラ社は、創業70周年を記念し、ウェブから応募する短編小説「おいしい文学賞」を創設した。選考は作家・小川糸氏とポプラ社の文芸編集部が行う。
  対象はご飯、おやつ、お酒など、おいしいものと聞いて連想するテーマあるいはモチーフが含まれた短編小説。文字数は8000~1万6000字程度(400字詰め原稿用紙換算20~40枚)で、締切りは11月30日。
 二人以上で書いた作品も応募できる。
 ここでの未発表作品とは、これまで不特定多数の人の目に触れる形(同人誌、インターネット上での掲載を含みます)で発表されたことのないものを指す。

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2017年3月23日 (木)

内田康夫 「孤道」の完結篇を一般公募

作家・内田康夫氏がこのほど「休筆宣言」。理由は2015年7月に脳梗塞で倒れたこと。同時に、内田康夫財団、講談社、毎日新聞社、毎日新聞出版により、中断していた毎日新聞の連載小説「孤道」の完結編を公募するプロジェクトが立ち上げられた。
「孤道」は15年8月12日(204回)で中断しているが、毎日新聞出版は未完のまま単行本として刊行することを決めた。発売日は5月12日。
さらに、同小説の「完結編」を一般から募る。書籍『孤道』の続きを、400字詰め原稿用紙350~500枚で書き上げる。選考は推理小説研究家の山前譲氏ほか主催4者の編集部などで行う。募集期間は5月12日から18年4月30日まで。(新文化3月.21日付け)

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2015年6月18日 (木)

第9回 ショートストーリーなごや作品公募!7年8月25日締切り

 名古屋市の町の細部を明記することを条件にした第9回 「ショートストーリーなごや」の作品公募が8月25日の締め切りに。《参照:市民文芸で地域活性化と「ショートストーリーなごや」の公募
 文科省では、国立大学の人文科学、社会哲学の教科は、すぐにはや役に立たないので、廃止するように指示を出したようだ。代わりに企業に役立つ、工学系を主にするという。要するに大学の職業訓練校化である。官僚の天下り先確保の自己保身の企業側論理推進策である。目先の利益を追うものが国家の存亡とかかわる政策をとることの違和感は否定できない。
 民間校や民間での人文科学の分野の重要性がます。「この役に立つ、立たない」は、どの視点からなのか、また長期的視点での判断と短期的なそれとは相反するものがある。

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2014年3月 1日 (土)

同人誌「季刊遠近」第52号(東京)

【「兄の恋人」難波田節子】
 主人公の私には、兄がいる。四人家族だったが、父親は他界している。私は、母親が愛している兄が恋人を作るたびに、兄の面倒なことの手伝いをさせられる。話の前後に父親と母親の出会いから、その恩人に対する父親の人情あふれるエピソードが入る。
 これは古き良き時代(と今は思う)日本の絆の強かった社会構造へのオマージュであり、同時に、愛に姿を変えた絆の強さ、その奪い合いの構図を示している。特に後半で、私が兄が二人目の恋人と濃厚な絆を確認して、心を乱すところは、まさに兄が私の恋人であったことを示して力が入っている。日本社会は、お互いの存在を奪い奪われる関係で、承認しあってきた。
 兄もまた妹を所有する絆をもっている。「私」が昔なじみの男と結婚すれば、おそらく妹を奪われたと思うことだろう。もともと兄は、恋人を誰かから奪っているのだ。私の存在を誰かに奪われて何が悪いということになる。
 こうした絆の関係を明確にテーマ化するなら、双子の兄妹に設定した方が良いのであろうが、作者はそうした刺激的な設定を避けているようだ。穏やかな作風で、幾分か損をしている傾向がある。現代の「絆」という言葉のバーゲンセールのなかで、それが本当は何であるかを示した一石であるように思う。「
紹介者「詩人回廊」北一郎

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2012年10月23日 (火)

第二回自由報道協会賞公募開始

第二回自由報道協会賞は2012年1月27日の自由報道協会設立一周年を機に、すべてのジャーナリストを対象にしたジャーナリズム賞として創設したものです。受賞は公募と選考委員会による選考を経て、2013年1月27日に発表とともに授賞式をおこなうもの。

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2012年4月 4日 (水)

ブラック・ジャック原案使用  感動の医療体験談募集

手塚治虫マガジン倶楽部【感動の医療体験談募集】 医療の現場に携わる皆様から寄せられた、感動の医療体験談を基にマンガ化します。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師など医療に携わる皆様が今までに体験した、心温まるエピソードをお寄せください。ご応募、お待ちしております。

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2012年1月29日 (日)

「新一筆啓上賞」大震災関連・岩手の60代女性に大賞

 福井県坂井市の丸岡町文化振興事業団が主催する日本一短い手紙のコンクール「第9回新一筆啓上賞」の入賞作品が27日、発表された。テーマは「明日」で、国内外からの応募3万5127通のうち3分の1強が、最高賞の大賞5作品のうち2作品が、それぞれ東日本大震災関連だった。
 大賞となった岩手県山田町の60代女性、箱石紅子(こうこ)さんの作品は震災に遭った「行方不明の娘へ」として、「あの日の恐怖、絶望、何もなく散歩の途中と思っています。明日は帰って、愛犬と共に」と記した。同じく大賞受賞の千葉県柏市、公務員、渡会克男さん(62)の手紙は、震災当日に被災地に出張していた息子を助けてくれた「被災地のバイク屋さん」に宛てた。「震災の夜、息子の車にガソリン二リットル、ありがとう。二リットル分の涙、明日への糧にします」と書いた渡会さんは、「息子は人の優しさに救われて生還した。絶対恩返ししたい」としている。
 この他、福井市、小学2年生、野坂泰誠君(8)▽長崎市、小田俊助さん(71)▽宮崎県高原町、主婦、谷川弓子さん(36)--が大賞を受賞した。(毎日新聞)

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2011年9月20日 (火)

松本清張賞(11月末)

松本清張賞
ジャンルを問わぬ長篇エンターテインメント。日本語で書かれた、自作未発表の作品に限ります。インターネット上で発表した作品や自費出版した作品は応募できません。

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2011年9月 8日 (木)

第1回 新人発掘プロジェクト(文藝春秋)

 【第1回 新人発掘プロジェクト】新しく、若い才能を発掘したい。そして、その才能を育てたい。
この思いから、別册文藝春秋編集部は、「新人発掘プロジェクト」を立ち上げます。
数ある新人賞の中からどの賞に応募しようか、迷われたことはありませんか。
小誌は新しい形で、皆さんの「小説家デビューまでの道のり」をバックアップしたいと考えています。 このプロジェクトでは応募原稿を編集部員が読み、 これぞと思った方には最長2年間、担当編集がつきます。

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