2024年2月 3日 (土)

離陸する「文学フリマ」その現状を訊く

文芸同人誌離れを行なった文学作品のフリーマーケット「文学フリマ」。一般社団法人となり、望月代表は専任の運営者代表となりました。社会組織化の成功により、趣味的世界からから事業者への飛躍が可能なのか、その状況をメディアが報道しています。

望月倫彦「文学フリマ」主催・代表に訊くーFINDERSより : 暮らしのノートITO (livedoor.jp)

 

 

 

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2023年7月20日 (木)

伊藤礼氏が『伊藤整日記」全八巻の編集と自費出版の事情を明かす

 伊藤整といえば、昭和時代の文壇で、小説、評論、海外作品の翻訳など、多くの読者を獲得した文学者として有名である。その人の次男である伊藤礼氏も自転車でまわって世間を観察したエッセイなどを書物にし、知る人ぞ知るである。その伊藤礼氏は、父親が執筆した日記を「伊藤整日記」として全八巻を刊行した。それが自費出版であることを明らかにして、その経緯を文芸誌「とんぼ」第十六号に掲載している。《参照:「伊藤整日記」全8巻の編者・伊藤礼氏が経緯を記す 》。

  伊藤礼氏は、囲碁も強く、コロナパンデミック前の2019年には「詩人碁会」の旅館合宿で優勝している。その時、詩人・北一郎として合宿に参加。合宿の寝室が伊藤礼氏と同室になった。自分は、伊藤整の著作は読んでいたので、話は弾んだ。なかで、御尊父の「チャタレイ夫人」の翻訳書が、裁判沙汰で発禁になってしまったので、今でも山ほどあるということを聞いた。そこで、そのうちから一冊をいただくことになった。なんにしても、コロナ禍は、我々の人生を変えたものである。

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2023年5月22日 (月)

文学フリマ東京で1万人が集まる

 5月21日に「文学フリマ36」が開催されたので見学に行きました。《参照:「文学フリマ東京36」雑踏の会場風景から(2)》入場者が多く雰囲気が変わっていました。弁証法的には、量の拡大は、質の変化をさせるーという論理ですが、まさか「コミケ」ほど大規模にはならないであろう。文化として主導権はコミックになってしまい、セカンドカルチャーになっている。しかし、そのイメージ作りは、それ個人のイメージ力による。言葉の効用は文学でしか達成できない。会場では「全作家」やそ朝暮れの他の同人誌、プロの朝暮三文氏なども見かけた。

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2023年4月20日 (木)

文芸同人誌の受け取りがほとんどなくなりました。

 文芸愛好家の心使いに感謝いたします。ご恵送くださった結社のみな様には大変心苦しいのですが、もともとの活動の趣旨に沿ったものであることの理解に「文芸同志会のひろば」をリンクいたします。

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2022年12月22日 (木)

文学フリマ参加20年の記憶から=

 このところ、身の回りのことや、体調の都合で多忙のため、贈呈される同人誌にたいし、触れることができません。文学フリマ東京には、コロナ禍さえなければ、参加できていたのかな。同志会と文学フリマへの協力関係もあったのですが、今はとくに語ることもありません。 《文学フリマ参加20年の記憶から=大塚英志氏の立ち位置の構え方

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2022年10月13日 (木)

しばらく

お休みいたします。

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2022年9月21日 (水)

文学フ運営に法人化を実現

 文学愛好者のプロ・アマ作品の即売会「文学フリマ」事務局が事務局が(一社)の法人化。コロナ禍のなかで、よく前進させたものだ。これがなければ、自分は、まだ参加していたのに。いま、パソコンの交換で作業が遅れ気味です。《参照:文学フリマ事務局が法人(一社)に!代表理事は望月氏

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2022年9月 9日 (金)

パソコン交換中

WAHI仕様と製品の操作をおぼえているところです。同人誌は3冊読み終えています。来週以降の投稿になるでしょう。どうすれば、下の欄に移行できるのだ?

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2022年8月13日 (土)

我が文芸同人誌の考え方

ーーそんな時期に、若杉夫人は、あとあとになっても、忘れることのできない話をしてくれたのである。.
「あのね。日本人は敗戦ですべてを失ったでしょう。その後の家庭を支えるために、どれだけ家庭の主婦たちが,苦労したか、あなたは子供でわからないでしょう。飢えをしのぐため、それはそれは、恥も外聞もなく.みんな必死で生きてきたのー。それがね、ここにきてやっと衣食住がなんとかなって、ほっとできる時代になったの。するとね、そうした女性たちは,いままでの生活のための生活はなんであったのか、と心が空っぽになってしまったのね。いろいろな苦労話を誰かに知ってほしいのよ。そこでは私は彼女たちに、いままでの苦労を手記にすることで、空っぽになった心を鎮魂させ、空虚さから脱出してもらおうとしているの」
「苦しみから抜け出したあとは、.心が空っぽになるんですか」
「そうよ、それが空虚さなの。目標が見えなくなって、すべてが虚しくなるの。心が乱れて苦しくなるのよ。でも,不思議なことに、それを書いて表現.することで解消されるのね。だから日本の戦後を苦労して生きてきた女性のたちのために、こうした同人雑誌を発行することを始めたの一ー」
 夫人.の言葉の背後に、無気力になって茫然とする多くの女性の存在を見ることができた。その頃、わたしはたまたまそのような人間的特性にある関心をもっていた。《「操り人形」という自伝を残した男(1)ー(16)

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2022年8月 5日 (金)

スマフォ時代Youtubeの錬金術と文学芸術

 最近、芥川・直木賞を発表しても、メディアが大騒ぎしなくなった気がする。その原因には、作家になって上ベストセラーを出すより、手元にスマフォかタブレットという現代用具があることで、ユーチューバーとして、大儲けか小儲けの錬金手段とする方法が出来たようだ。自分は、ガラケーしか持たず、使わないがPCではそれが閲覧できる。  若者の芸術の錬金術として、文学芸術は、その成果を挙げるには、時間がかかり当たり外れが大きい。ユーチューブは、それを作る会社に頼めば、簡単に発信できるらしい。  ユ―チューブシステムは、2005年ごろ米国のベンチャー企業が、開発した。しかし、それを世界に広めるためには、回線拡大に資本力が要った。そこで、2006年にグーグルが約17億ドルで買収されたという。ネットの独自コンテンツは技術は、自力で世間に広まる前に、GAFAとか、メタとかいいう大資本に支配されてしまう。議員に当選した東谷(ガーシー)という人物は、芸能人の裏話を流して、億万円長者だという噂だ。 くだらない社会文化だけど、これを自分は「発酵文化」とでも言いたい。活字の評論の存在意義を強める現象でもある。同人雑誌の時代が復活しそうな現象も考えらえる。

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