2020年7月 2日 (木)

文芸時評のあり方について

 現在の批評には、「政治的なアクションか、あるいは作品のレビューかどちらか」と、東裕紀氏が「群像」に書いてるいるそうだ。彼は哲学者でもあるので、そうなのか、と思うが、文芸批評がこうあるべきという主張を持たないものが普通になり、作品紹介になりがちなのは、今始まったおとではない。自分が本サイトで批評などは不可能なので、「文芸同人誌作品紹介」というカテゴリーを約20年前から使用している。現在の情況は、見えていたからである。当初は、同人誌に書いている人たちに、あわよくば、ば純文学の職業作家になりたいと希望する人たいが多かったような気なする。ところが、作品の多くは、ただの作文であった。挑戦的な作品に好意的な感想を記すと、その作者から、あれは合評会では、さんざんの悪評でした、というコメントをもらい、へえ、としながらも、さもありなんと、感じたものだ。高齢になると、社会活動が少なくなり、現在進行形の社会感覚がわからない。それで、批評どころか、紹介の仕方も判らなくなってきた。ただ、自分はこうあるべきとは思うが、それは、自分主張として、作品にするべきであろう。いま、送られてくる文芸同人誌の積み上げて、思案をしている。アメリカの翻訳物を詠むと、探偵が人探しを頼まれる、という定番作風で、純文学として読まれているものがある。村上春樹などもそこスタイルを取り入れているようだ。なにか、そこに現代文学のあるべき姿があるような気もする。

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2020年6月29日 (月)

文芸同人誌の社会性が固定化してきたようだ。

 このところ、マイクロソフトが、自動更新の時に、新システムを入れるようになった。それと、パソコンが遅くなって、なかなか書くのが面倒になってきた。そこで現在、送られてくる同人雑誌の作品紹介を簡略化すること考えている。70才になるまで、フリーライターとして、いろいろな媒体に取材記事を提供してきた。だが、その年に、家内が骨盤の圧迫骨折で、入院は免れたが、介護度5になってしまった。一時期、寝たきり人の世話で家から離れられらくなった。そこで、機関誌や機関新聞の編集作業ができず、発行が出来なくなった。違約金を払って契約解消。以来、単発の仕事だけで、今は何もしていない。趣味の同志会の運営だけである。介護の作業は、娘が助けてくれて、家内は回復し家事がこなせるようになった。そのうちに、前から意識してみていた文芸同人誌の周囲の状況が大変化していることが、気になってきた。これからは、マンガの解説を文章で書くという仕事が多くなるであろう。小説はネットサイト「小説家になろう」や「カクヨム」が主で、紙の文芸同人誌をインフレーション運動してむ、自己満足運動であって、意味が薄れた。とくに、サイトの作品別紹介記事は、意義が薄い。現在、当初の設計のカテゴリーを変更することをかんげている。会員も減ったし、義理的な仁義は果たしているように思う。

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2020年6月25日 (木)

笙野頼子の「師小説」と藤枝静男

 先に同人誌「奏」に「藤枝静男論」(勝呂奏)の最終回を紹介した。以後、敬称略。東京新聞」の25日付夕刊「大浪小波」の匿名コラムに、笙野頼子が文壇にデビューするきっかけとなる賞の受賞の選者であった(おそらく「群像」の新人賞と推測する)、藤枝静男を師匠としていたとある。そこから「師小説」という作品ができたらしい。自分の記憶は、マンガ原作者で評論家の大塚英志が、「群像」に純文学の将来を文芸雑誌の「不良債権」とする評論を書いた。すると、笙野頼子がそれに噛みついて、反論を書いた。その論争の中で、大塚は持論磁選として、文学作品のフリーマケット「文学フリマ」を提唱した。したがって、笙野・大塚は文学フリマ創設の功労者である。発足当時からは、時代にの変化で「文学フリマ」は変わってしまったが…。「文学フリマ」は、創設者の大塚イズムを離れて拡大へ(2) 《参照:同人誌即売会「第十二回文学フリマ」は、創設者の大塚イズムを離れて(1)

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2020年6月18日 (木)

コミケ中止とマンガの業界のデーターベースの拡がり

  東京ビッグサイトで開催される「コミックマ―ケット」5月の連休の開催が中止になった。文章系文学作品の「文学フリマ」の各地での開催も中止が続出している。同人誌印刷業界は、メインのコミケの同人誌印刷1千部以上の需要が激減、文章系もフリーマーケットも減少してるのは間違いない。そこで、ネットでの販売活動に、道を開く工夫をしてるようだ。そこから、ちょっと、コミック系の世界を様子を調べてみようと、いろいろあたってみたら、そこに大変な大変動が起きていることがわかった。《参照:マンガデジタル化でコンテンツの長寿化(1)出版社を潤す》。いわゆるマンガのデジタル化で、その活用をした出版社は、様変わりの経営改善を果たしている。その要因はいくつかあるが、市場が国際的文化として認知され、海外に読者がひろがったことが、文学市場とことなる。さらに、デジタルにより、過去のヒット作が2度。3度と料理して新作のようにできるということだ。コンテンツの多さでは莫大な資産となる。ここが、大きいが、マンガのデーターベースを利用して、そのノベライズなどが文芸市場で流行するかもしれない。

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2020年6月 6日 (土)

馬込時代の山本周五郎の話になる前に

 はじめは、山本周五郎の住んでいた時代の風景をたどって、外出自粛のなか馬込文士村を散策し、簡単な散文を書こうと思っていた。図書館は締まっているので、手持ちの資料で書き始めたが、関連事項がたくさんあって、なかなか山本周五郎の話にいかない。《参照:モダン文学の里「馬込文士村」の風景(3)尾崎士郎と宇野千代 》。書きながら、こういうのも、アニメで書いた方が時代にあっているのではないか、と思いついた。出版社も、かつては、文芸雑誌の赤字をマンガ雑誌で支えていたが、その雑誌も衰退し、マンガ単行本が主役になり、今はデジタル化で紙が少なくなった。現在は、アニメのヒット作をノベラいズ、小説化する時代になった。ただ、情報化の世界では、まだ文字が優越する。しかし、それもデジタルニュースの有料化で利益を上げている。文芸も絵画や彫刻のような芸術型がジャンルとして残り、娯楽小説の世界は狭くなるようだ。

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2020年6月 5日 (金)

給付金の支払い作業事業費は、受給者が支払うシステムに

  政府が新型コロナウイルス対策として実施する「持続化給付金」をめぐり、事業委託の内容が不透明だとして立憲民主党など野党が批判を強めている。野党側は、委託先の法人は実態が確認できないとして公金が着服される「中抜き」の疑惑を指摘。政府は「適正な契約の下で実施している」(梶山弘志経済産業相)と説明。これで愛国心がもてるのだろうか?
  それが、適正かどうかは、国民が判断するので、給付金の支払い作業事業費は、受給者が支払うシステムにしてほしい。その分、手取りが減るが、お恵み金ではないことが、利口でない国民にもわかる。
  年金も、掛け金を払っているから、その資金の運営を監視できるので、もしすべて税金で賄ったら、役人は年金を自分たちが国民に恵んでいると勘違いをしてしまうのである。

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2020年6月 4日 (木)

将来、何が起きようと、官僚だけが生き残る。自分はいない世界であるが。

 コロナ感染者を救った病院ほど赤字。廃院が増えるのであろう。20億円あれば、なんとかなるのに。日本が変わったとしても、そのころは自分はいない。そういうのを気にする必要はないのだが。感情が動く。生きている限り。
 ーー中小企業などに現金を支給する政府の「持続化給付金」事業を受託した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」が4年前、最初に落札した国の事業でも業務の大部分を大手広告会社、電通に外注していたことが、明らかになった。また、法律で義務付けられた決算公告を、設立後一度も行っていなかったことも明らかになった。NPOや公益法人には、すごく厳格なのに。あんな届け出はしなくて無視しても良かったのか。米国と同じで警察官を怪しい奴と見なければいけないのか。水清ければ魚住まず、だね。《参照:776億円の事務委託手数料は過大でないか=海江田万里

 この事業の費用は総額7686万円。経産省によると、差額は協とは議会側が負担したとみられる。協議会は、ホームページの管理や登録申請業務として5197万円分の事業を電通と関係会社の電通国際情報サービスに外注。国から受注した事業を「丸投げ」した形で、持続化給付金事業の97%を協議会が電通に再委託したのと同じ構図。職員2人の人件費の申請もゼロ。野党は、人件費ゼロということは仕事をしなかったのではないか。協議会は電通に仕事を回すためのトンネル団体の疑いがある」と批判。経産省の担当者は「職員2人は業務をしており、そういった認識は持っていない」と反論。
 また、協議会が16年の設立以降、官報などへの決算公告を一度も行っていなかった。公告を怠ると行政罰として100万円以下の過料が科される。野党は「これほどの国の事業をやりながらそれは認められるのか」と批判。経産省は今後、19年度分と合わせて過去3年度分も公告する予定と説明している。【山下貴史、工藤昭久】(毎日新聞)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年6月 3日 (水)

人はなぜ外に出たがるか?それは生来備わっている習性である。

 東京新聞の時評だかエッセイ欄の中島義雄氏がかいたものに「人はなぜ外に出たがるか」という見出しがあった。自分は、評論《徳田秋声と山田順子》で記している。パスカルのパンセやショウペンハウエルの説だが、これは習性としか言いようがない。

 ところで、「ら・めえる」を読んでいて、思ったことを記しておく。広島の原爆ドームは、広島のシンポルとなり、世界遺産に登録された。だが、長崎では、原爆で破壊された浦上天主堂をそのまま残そうという声が市民の間にあったものの、理由は、協会の聖母マリアの像が爆撃で破壊佐焼けただれた頭部が残っていた。それが米国の残虐性、本当は神など信じない精神が暴露されるため、米国の圧力で撤去されたという説がある。

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2020年5月30日 (土)

人と会わないよう伝説の街を行く馬込文士村。

 コロナ禍の外出自粛といっても、人と会わなければいいわけで、結構たくさん外出した。乗り物はがらがらだし、距離感充分である。ただ、20年前と、10年前と行くたびに、風景が変わってしまっているので、唖然とする。また、解説を書くのも、図書館が使えないので、自分の資料を出して書いた。ただ、奥野健男がこんなことを書いているとは、点検するまで知らなかった。《参照:《モダン文学の里「馬込文士村」の風景(3)尾崎士郎と宇野千代

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2020年5月28日 (木)

給付金を出す話ばかりで、出ない。準備が早いのになぜ。

 電通と言えば、泣く子も黙る広告代理店だが、テレビや新聞でその業務の内容が報じられることは少ない。理由はわかる。珍しく、東京新聞が6月28日の朝刊トップで、電話番号非公表、登記所在地は無人?「運営実態不透明、中小企業遅れ続出、電通など設立796億円受注」の見出しで報じた。前回のオリンピックで次回TOKYOの宣言で、ゲームのアベ首相の宣伝を引き受けたのも電通であろう。自分も若い頃、企業のマーケティング企画案を提出していたが、その予算がある金額以上になると、うやむやにされ、しばらくすると気のせいか、不採用となった案をベースにしたように思えるキャンペーンがその企業が実施しているような気がした。その話を担当者にすると、少額の市場調査の仕事をくれたような記憶がある。おそらく、企業から官僚や政界にも、手を広げていったのであろう。
 今回は、立憲民主党の川内議員が、5月22日の衆議院決算行政監視委員会で質問したことがテレビでも報じられた。持続化給付金の事務を委託されたのは平成28年に出来たばかりの「サービスデザイン推進協議会」という会社。これは電通、パソナ、トランスコスモス(アウトソーシングの会社らしい)の三社が作ったものだという。この「協議会」というネーミングの会社は平成28年に設立されるとすぐに経産省から事務委託を受け始めるが、その請負業務をほとんど全てを再委託する単なるトンネル会社ーー川内議員が住所地を訪ねたところ小さなビルの2階で誰もおらず、「リモートワーク」の貼り紙がなされているだけで無人だったという。今回も、電通に再委託し、電通が「コールセンターや申請受付業務の管理」や「広報の実施」をしており、サービスデザイン推進協議会は「全体の統括業務」と「給付金の振り込み業務」を行っているとのこと。当初は、和牛の配布の話が出たりーー、なんとなく、陰謀に加担したような薄汚れた金をもらうような印象がするが、まだ、昨日マスクが郵便受けに入っていたが、お金はまだ、もらっていない。

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