2018年2月14日 (水)

「BOOK☆WALKER」国内外で売上げ伸びる 



  電子書籍販売の「BOOK☆WALKER」 (KADOKAWAのグループ会社(株)ブックウォーカーが運営)の売上げが急速な伸びを示している。日本語版は2桁増、英語版、台湾版は、2年前と比べてそれぞれ333%増、208%増で推移。2月7日に東京・千代田区の帝国ホテルで行われた「BOOK☆WALKER7周年 感謝のつどい」で同社の安本洋一社長が報告した。
  講談社の野間省伸社長、小学館の相賀昌宏社長、KADOKAWAの角川歴彦会長など、出版社のトップや関係者約400人が出席。野間社長は「『dマガジン』など、様々な施策で当社をはじめ、出版業界に貢献していただいている。『dマガジン』がなければ廃刊した雑誌もあったのではないか」と同社の功績を讃えた。

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2018年1月17日 (水)

芥川賞は石井遊佳「百年泥」と若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」

第158回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞には石井遊佳さん(54)の「百年泥」(新潮11月号)と若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」(文芸冬号)の2作が、直木賞には門井慶喜さん(46)の「銀河鉄道の父」(講談社)がそれぞれ選ばれた。
 石井さんは初候補で受賞した。作品はインドで日本語教師として働く女性の物語。大洪水で1世紀にわたり川底に堆積した泥が巻き上げられ、中から出現した品々にまつわる人々の混然とした記憶が実体化していく。
 若竹さんはデビュー作、初候補での受賞。2013年に75歳で受賞した黒田夏子さんに次ぐ高齢記録となる。新たな老いの境地を描いた受賞作は、74歳で独り暮らしの桃子さんが主人公。夫は他界、子どもらとも疎遠な日常の中、心には懐かしくもにぎやかな東北弁の声が満ち始める。
 選考委員の堀江敏幸さんは、石井さんの「百年泥」について「混沌(こんとん)としたインドの現実と奇想、妄想をうまく物語に収めた」と評価。若竹さんの「おらおらでひとりいぐも」については「東北弁と標準語をバランス良く配し、言葉に活気、勢いがある」と、年齢を感じさせない「若々しさ」に言及した。
 一方、門井さんは3回目の候補。作品は「銀河鉄道の夜」で知られる宮沢賢治とその父・政次郎の関係を描く。何事にも前のめりな息子への愛と、親としての建前のはざまで揺れる父の姿が浮き彫りにされる。
 選考委員の伊集院静さんは「歴史的事実だけでなく、賢治を思う父、父を思う賢治という、人間の感情が非常にうまく書かれていた。門井ワールドと言える短い文章で端的に表し、ユーモアもある」とたたえた。
 人気バンド「SEKAI NO OWARI」で活動し、デビュー作で直木賞の候補となった藤崎彩織さん(31)は受賞を逃した。

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2017年12月23日 (土)

年間ベストセラー(2016年11月26日~17年11月25日、日販調べ)

【総合】
〈1〉九十歳。何がめでたい   佐藤愛子(小学館)
〈2〉ざんねんないきもの事典
  今泉忠明監修(高橋書店)
〈3〉蜂蜜と遠雷   奥田陸(幻冬社)
〈4〉うんこ漢字ドリル  (文響社)
〈5〉騎士団長殺し(第1部、第2部)
  村上春樹(新潮社)
〈6〉儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇
  ケント・ギルバート(講談社+α新書)
〈7〉伝道の法   大川隆法(幸福の科学出版)
〈8〉続ざんねんないきもの事典
  今泉忠明監修(高橋書店)
〈9〉モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット
  佐久間健一(サンマーク出版)
〈10〉新・人間革命(29)   池田大作(聖教新聞社)
【文庫】
〈1〉君の膵臓を食べたい   住野よる(双葉文庫)
〈2〉リバース   湊かなえ(講談社文庫)
〈3〉豆の上で眠る   湊かなえ(講談社文庫)
〈4〉火花   又吉直樹(文春文庫)
〈5〉ナミヤ雑貨店の奇蹟   東野圭吾(角川文庫)
〈6〉雪煙チェイス   東野圭吾(実業之日本社文書)
〈7〉アキラとあきら   池井戸潤(徳間文庫)
〈8〉虚ろな十字架   東野圭吾(光文社文庫)
〈9〉ぼくは明日、昨日のきみとデートする
  七月隆文(宝島社文庫)
〈10〉小説 君の名は   新海誠(角川文庫)
《参照: 【回顧2017】ベストセラー 「九十歳」息長く幅広く

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2017年12月21日 (木)

芥川賞候補に若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」など

日本文学振興会が12月20日発表した芥川賞候補には第54回文藝賞を受賞した若竹千佐子氏の初小説「おらおらでひとりいぐも」、直木賞候補には人気バンド「SEKAI NO OWARI」で、ピアノやライブの演出などを担当している藤崎彩織氏の『ふたご』が入った。選考会は来年1月16日、東京・中央区の料亭「新喜楽」で行い、同日受賞者の記者会見が開かれる。候補作は次の通り。
【芥川賞】
石井遊佳「百年泥」(「新潮」11月号)
木村紅美「雪子さんの足音」(「群像」9月号)
前田司郎「愛が挟み撃ち」(「文學界」12月号)
宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(「たべるのがおそいvol.4」)
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(「文藝」冬号)
【直木賞】
彩瀬まる『くちなし』(文藝春秋)
伊吹有喜『彼方の友へ』(実業之日本社)
門井慶喜『銀河鉄道の父』(講談社)
澤田瞳子『火定』(PHP研究所)
藤崎彩織『ふたご』(文藝春秋)
<新文化より>

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2017年9月12日 (火)

書籍は5番目に。コンテンツ産業市場(2016年)12兆3929億円

  デジタルコンテンツ協会が9月1日に発刊した「デジタルコンテンツ白書2017」(監修・経済産業省 商務情報政策局)によると、16年のコンテンツ産業市場規模は、前年比2.7%増の12兆3929億円となった。
  コンテンツ別のベスト5は、1位「テレビ」(民放地上波)1兆9605億円、2位「オンラインゲーム」1兆2574億円、3位「インターネット広告」1兆0378億円、4位「新聞販売」(広告収入除く)1兆0284億円、5位「書籍販売」7370億円の順。昨年5位だった「雑誌販売」は、6位(7339億円)にランクダウンした。(新文化)
<参照:コミケは盛況

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2017年9月 4日 (月)

第1回「ラノベ総選挙」10作品を発表=ブックウォーカー

  ブックウォーカーの投票でライトノベルの人気作を決める「次のヒット作はこれだ! 新作ラノベ総選挙2017」を行い、上位10点を発表した。「BOOK☆WALKER」で毎月購入している読者や書店員を対象に投票を募り、1万以上の票が集まったという。日販では500店以上の取引書店で上位作品を対象にしたフェアを順次始めている。
上位10点は次の通り。
①海道左近『インフィニット・デンドログラム』
②屋久ユウキ『弱キャラ友崎くん』
③安里アサト『86―エイティシックス』
④綾里けいし『異世界拷問姫』
⑤犬村小六『やがて恋するヴィヴィ・レイン』
⑥伊達康『友人キャラは大変ですか?』
⑦むらさきゆきや『14歳とイラストレーター』
⑧井中だちま『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』
⑨裕時悠示『29とJK』
⑩どぜう丸『現実主義勇者の王国再建記』
《参照:ラノベニュース

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2017年6月15日 (木)

KADOKAWA、文芸情報サイト「カドブン」開設

者自らが文芸にまつわる情報を発信するサイト「カドブン」を開設した。小説やノンフィクションなども含めて、読者に本の面白さを伝えるメディア。作家のインタビューやベストセラーや話題書などの書評を月曜日から金曜日まで毎日配信していく。
東京・渋谷区にある「森の図書館」の図書委員長である森俊介氏や、俳優の池内万作氏、「レビュアー大賞の受賞者などが定期的にレビューを執筆する。「文芸」をキーワードに、学生など幅広い層に魅力を伝え、市場拡大を狙う。

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2017年6月 7日 (水)

「同人誌のひろば」を週刊読書人WEBが開設

 週刊読書人WEBに「同人誌のひろば」が開設された。《参照: 同人誌のひろば
 ひとつのアイディアとしての取り組みであろう。

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2017年3月 8日 (水)

第6回自由報道協会賞ノミネート作品の投票はじまる

  第6回自由報道協会賞ノミネート作品が下記に決定した。《自由報道協会賞ノミネート作品
『「南京事件」を調査せよ』 清水潔著、文藝春秋
『日本会議の研究』 菅野完著、扶桑社新書
『Voice of Fukushima』インタビュー ラジオ放送
  第6回自由報道協会賞は2015年12月22日から2016年12月26日までの期間に取材、報道、評論活動などを行い、ジャーナリズムの信用と権威を高めた作品を対象として顕彰を行う。公募と選考委員による推薦を経て以下の作品がノミネートされた。一般からの投票も受け付けている。

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2017年2月25日 (土)

講談社が黒字に、紙が減ってデジタル事業伸びる

  講談社は2月21日、株主総会および取締役会を行い、第78期(H27.12.1~同28.11.30)決算と役員人事を発表した。期中の売上高は1172億8800万円(前年比0.4%増)、当期純利益は27億1400万円(同86.7%増)。75期年以来3期ぶりの増収増益を果たした。売上高の内訳は、「雑誌」627億6800万円(同7.4%減)、「書籍」173億6700万円(同1.1%減)、「広告収入」46億6900万円(同3.0%減)、「事業収入」283億5300万円(同29.7%増)、「その他」9億9600万円(同38.1%減)、「不動産収入」31億3300万円(同0.6%減)。事業収入に計上されているデジタル・版権収入が大きく伸びて全体を牽引した。
  役員人事は、森武文専務が副社長に、金丸徳雄取締役が常務に昇任。清田則子、鈴木章一、吉富伸享の3氏が取締役に新任した。山根隆、清水保雅、入江祥雄の3氏は退任し、顧問に就いた。

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