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2023年7月20日 (木)

伊藤礼氏が『伊藤整日記」全八巻の編集と自費出版の事情を明かす

 伊藤整といえば、昭和時代の文壇で、小説、評論、海外作品の翻訳など、多くの読者を獲得した文学者として有名である。その人の次男である伊藤礼氏も自転車でまわって世間を観察したエッセイなどを書物にし、知る人ぞ知るである。その伊藤礼氏は、父親が執筆した日記を「伊藤整日記」として全八巻を刊行した。それが自費出版であることを明らかにして、その経緯を文芸誌「とんぼ」第十六号に掲載している。《参照:「伊藤整日記」全8巻の編者・伊藤礼氏が経緯を記す 》。

  伊藤礼氏は、囲碁も強く、コロナパンデミック前の2019年には「詩人碁会」の旅館合宿で優勝している。その時、詩人・北一郎として合宿に参加。合宿の寝室が伊藤礼氏と同室になった。自分は、伊藤整の著作は読んでいたので、話は弾んだ。なかで、御尊父の「チャタレイ夫人」の翻訳書が、裁判沙汰で発禁になってしまったので、今でも山ほどあるということを聞いた。そこで、そのうちから一冊をいただくことになった。なんにしても、コロナ禍は、我々の人生を変えたものである。

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