革命とその研究
重信氏が出所するらしいという噂は、以前からきいていたが、いよいよそれが実現するらしい。中産階級のお嬢さんが、勤めをしながら明治大学の夜間部に入学し、学生運動にのめり込み、その集金能力が買われ、組織の上層部に祭り上げられ、革命家になった。こっちは、法政での夜間部で、その噂は風のたよりにきいていた。彼女に部下としてついていた人間とは、ある期間交流があった。ただ、アレッポにいるとばかり思っていた娘さんの重信メイ氏が日本にいて健在であることには驚かされた。自分には、世話をするというか、家族制度のなかで、長男として守るべき糸の切れた凧のような漂流難破したような家庭があった。そこで、革命家になれないが、自分の運命を縛る社会制度の研究を志し、革命研究家になった。ロシアという国は、レーニンやとロッキーの時代から、少数の権力者が全体を動かすという体質があった。革命も皇帝の方が兵力あったのに、少数派レーニンの勢いに負けてしまったのだ。《参照:若き若き詩人で革命家となり、服役していた重信房子氏が出所へ》
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