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2021年12月14日 (火)

文芸同人誌「アピ」第12号(茨城県)

 本誌には3・11の福島原発事故から10年の経過を、被災者の立場で、大友章生氏が「あれから10年」というタイトルで、レポートを記している。そこで、暮らしのノートITOのサイトで、当事者目線の記録を詳細に転載してみたい。《参照:大友章生「あれから10年=被災地の現状と課題」(1)》記録は、実感を伴うものなので、味わってみたい。また、被災地域である茨城県住民として、田中修氏が、「東電福島第一発電所事故から10年」を記している。これも、現場から観察した事実の認定として、折を見て詳細を掲載したい。その方法を考量中である。物事のたいていは、10年ひと昔といって、それは過去の情報になる。事実、原発の存在も、一般人意識で、またかという情報として受け止めがちだが、恐ろしいことに、放射性物質の存在は、10年前と同じである。
【「死友」西田信博】
 西暦95年頃の中国の話。巨卿と元伯と仲山の三人の交流の深さを描いたものらしい。きちんと記された歴史物語らしい。男の付き合い方の姿が見える。自分は中国史に暗いので、この人物交流が、歴史的にどのような意味があったのか、わからない。
【「夕映え」さら みずえ】
 年月を経て、多感な若き日を回顧しながら、再会を楽しむ友達。落ち着いた雰囲気の作品。物語的な作品にするならば、最終の場面を最初に持ってくると、語り方に熱が入るのではと思う。
【「異風の男(前編)」宇高光夫】
 なかなか活発な若者の物語。これから風変りな人間像が描かれるのか。
【「オレンジ色の空と虹(後編)」雲谷斎】
 青春にもいろいろな姿がある。ハッピーエンドでよかった。
【「七十歳、2020年を想う」宇田三男】
 還暦後の人生を、海外旅行をしまくり、その後、田中修氏の勧めで、県内の原発稼働問題の署名活動をする。コロナ禍の記録や、スポーツの話題など、記録する材料には、事欠かかない現代が語られている。
発行所=39-1722茨城県笠間市平町1884-190、田中方。「文学を愛する会」
紹介者=「詩人回廊」北一郎。

 

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コメント

福島原発事故から10年、紹介いただきありがとうございます。一度崩壊してしまった故郷を再生することは不可能かも知れません。それほど原発事故は深刻です。メルトダウンした放射性物質を取り出す事が予測不可能の様に。

投稿: 田中 修 | 2022年1月 3日 (月) 19時28分

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