変節している同志会
文芸同志会を設立したのは、2000年である。狙いは、原稿料をもらうための発表場所をさがすか、収益の得られる文筆家になるための情報交換と発信の場であった。月400円で月報を発行し、出版関係や作家の情報、ライターの人材銀行などを発信していた。会員は当初は若者が多く、彼らはコツを覚えると、卒業していった。そのうちに、月報の編集技術を企業の社内報担当者に教えて欲しい、というニーズや、ベンチャー企業のマーケティング協力などの仕事が増え、月報を出すことを断念。ネットブログに切り替えて、無料公開し、それまでの会員への償いとして同志会通信をはじめたのである。その後、それぞれの事情で残った会員がいるので、参考資料として情報を流していたのである。70歳を機に、家庭の事情と、時代に取り残された人間となり、この通信の姿勢も変わってきた。最近は、文芸同人誌のブルジョアによる綴り方教室的なところに興味をもっている。とにかく人に読ませて、収益にしようとする、あさましい人〈自分はそういうライターであったが)が少ないのが、同人誌の良さである。自分はガラケーだけで、スマフォを持たない。
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