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2021年10月18日 (月)

失われた世界「文壇」のはじまり。

  現在の文化の主流は、コミックとなった。なんといっても視覚的な訴求には勝てない。菊池寛の「無名作家の日記」は、文学が文化の中心にあった時代と、文壇の存在を物語る話である。皮肉なことに、これが菊池寛の文壇人になる出世作になった。《参照:菊池寛の近代文学精神論とポストモダン(11)ミミズも無視」》作家に無名の人がいるわけがないので、いまでは違和感がる。当時は、同人誌は無名作家雑誌という感じだったのであろう。

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