スピーチライター(近藤圭太)の劇場的立場の場面と物語
先日、スピーチライターをしている近藤圭太氏と、連絡を取る機会があった。彼は、結婚式でのスピーチや、式典での挨拶のネタを必要としている人に文案を提供することもある。《参照:依頼者の事例紹介》。これはまさに、場面そのものの現場の声である。ここでは、第三者から見た人物の概要と評判が浮き彫りにされる。そして、それに耳を傾けさせる工夫がある。自分は、これを知って、判り切った文章論などよりも、こうした作業への意識が、創作者に役立つかもしれないと、考えた。近藤氏自身は、個人的でありながら、普遍性を持った話術を追及するという。自分は長い間、各種同人雑誌を読ませてもらって、自分の考える小説の形式条件と同人誌作家の小説観にずれがあるのが分かっ事例「クライアントの事例」ていた。一番のちがいは、自分は短編小説の場合、必ず「場面」から書く。次どうなるかが、気になるようにするためである。しばらく、近藤氏と連絡を取りながら、物語化の工夫について、論議していきたいものだ。■《近藤圭太のひろば》
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