「文芸中部」誌からの「中部ペン」など同人雑誌情報
「文芸中部」(117号)誌から、本誌のほかに中部ペン会報と全国同人雑誌協会ニュースレターが寄贈されてきた。なかに100号以上の発行回数を誇る文芸同人誌の形がある。《参照:「全国同人雑誌協会」などにみる同人誌の文学性の動向》ーーこれらの雑誌は、おそらく文学性に優れた作家が多くいるのであろう。しかし、我々、文芸同志会会員は、それらを知ることがないし、知ろうともしない。それは、団体の一員ではなく、一人の表現者として活動しているからである。もともとその活動は、小説を自費出版したひとを作家として扱い、その存在を世に知らしめることも重要視しているからである。自分も、かつておつきあいで文芸同人誌に寄稿したものを、別に冊子にして「文学フリマ」で販売したところ、少部数ながら出店するたびに、売れていた。山川会員のマンガの評論などは毎回売り切れた。出店で自分の本が売れ、現金を受け取る時の快感は癖になるのである。また、会員の外狩雅巳氏が運営する「町田文芸交流会」で、展示会(会場が販売行為不可だった)を実施したところ、関連本に関心が集まり、後日売れたという事例もある。《参照:文芸同人誌展示会で、閲覧者多く貴重な体験=外狩雅巳》。文芸活動にあたっては、焦点を絞り、個人の出版物をアピールするような作者に役立つ内容があれば、参加者が増えるであろう。
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