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2020年11月20日 (金)

日本語のエリア枠の外の読者層

アメリカの人口は3億人だが、文学書を読む人は1億人いるかどうかであろう。それでも、英語圏の読者が多いので、1年に長編ミステリー1作書けば、生活ができる作家もいるようだ。村上春樹の功績は、日本人の生活が欧米化していることを、世界に知らしめたことであろう。大沢在昌のミステリーも、東南アジアで翻訳され讀まれているという。日本警察システムを取り入れているからだろうか。とにかく、若い世代には、作家の道が広くなるのであろう。  米国で最も権威のある文学賞の一つ、全米図書賞が18日夜(日本時間19日朝)発表され、翻訳文学部門に福島県南相馬市在住の作家、柳美里さん(52)の長編小説「JR上野駅公園口」の英語版が選ばれた。柳さんは同賞のウェブサイトで「この喜びを東日本大震災後の苦難の中にある南相馬市民と分かち合いたい」と英語で話した。JR上野駅公園口」は2014年の刊行で、英訳版「Tokyo Ueno Station」(モーガン・ジャイルズ訳)は昨年出版された。1933年、天皇と同じ日に生まれた男が64年東京五輪の前年に福島から出稼ぎで上京。息子と妻に先立たれ、ホームレスとして最期を迎える生きざまを通し、被災地や日本社会の光と闇を描いている。  柳さんは68年、神奈川県生まれ。高校中退後に劇作家、演出家として活動し、93年に岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。94年「石に泳ぐ魚」で小説デビューし、97年「家族シネマ」で芥川賞を受賞した。15年から南相馬市在住。全米図書賞は50年に創設され、翻訳文学部門は中断を経て18年に復活。日本語作品の翻訳では、同年にベルリン在住の作家、多和田葉子さんの「献灯使」英語版が受賞している。(ニューヨーク時事) 

格差社会問い直す、背景にフェミニズム隆盛…柳美里さん受賞作

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