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2020年8月26日 (水)

織坂幸治論集 「畸言塵考」が刊行される

 福岡市の文芸同人誌「海」第一期の創刊に携わった詩人・織坂幸治の評論「畸言塵考」ー織坂幸治論集ー(花書院)が刊行された。坂口博氏の織坂幸治評論が解説になっている。本書の評論「言語風景論」は平成7年、第25回福岡市文学賞を受賞している。その他、壇一雄との交流もあり、詩人としての壇一雄文学を評している。……とか、もっともらしく紹介しているが、実は今日、郵送されてきたのである。まず、その厚さに驚き、拾い読みをしているうちに、大変興味深く、素晴らしいものであった。価値あるものを読ませていただけることは、ありがたいことである。御礼を申しあげます。言語風景論は、広い知見による力作のようだ。言葉の起源と効用にふれている。自分はかねてより、言葉の機能の「嘘」をつけるというものに、興味があり、人間以外の動物やペットは言葉のウソが使えない。その点での思考をしてる最中なので、参考にしてみたいと思う。 

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コメント

詩人・織坂幸治の評論「畸言塵考」ー織坂幸治論集ー(花書院)のご紹介をいただき、ありがとうございます。
『海第一期』(当時は『海』)は、評論や詩を多く掲載していました。現在の『海二期』の内容とは異なるものかも知れませんが、「熱い誌・『海』」、そして織坂幸治について、よろしくお願い申し上げます。(有森)

投稿: 有森信二 | 2020年8月26日 (水) 23時37分

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