パンデミックの時代に
毎日が命がけというのが、現在の高齢者の立場であろう。世間ではパンデミックを題材にしたカミユの「ペスト」が読まれているそうだ。この作品を書くのにどのような構成にするかを、考えてカミユはメルビルの「白鯨」を参考にしたそうだ。白鯨はうつ病的神経症の語り手が、エイハブ船長と「白鯨」対決を語ったもので、主人公そのもではない、そこの語り手と「ペストの街の物語」の相互関係にカミユの参考の形跡が見られる。《参照:さびしく孤独なソーシャルディスタンス(6)欲望の必要性》
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