第163回芥川賞・直木賞候補作
第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が6月16日、発表された。両賞の選考は、7月15日。そのほか、両賞の候補作は、以下の通り(敬称略)。
芥川賞=岡本学(47)「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)▽高山羽根子(45)「首里の馬」(新潮3月号)▽遠野遥(28)「破局」(文芸夏季号)▽三木三奈(29)「アキちゃん」(文学界5月号)
直木賞=伊吹有喜(51)「雲を紡ぐ」(文芸春秋)▽今村翔吾(35)「じんかん」(講談社)▽澤田瞳子(42)「能楽ものがたり 稚児桜」(淡交社)▽遠田潤子(54)「銀花の蔵」(新潮社)▽馳星周(55)「少年と犬」(文芸春秋)
芥川賞では、2016年に死去した作家、津島裕子さんの長女で、太宰治の孫にあたる石原年産(48)のデビュー小説「赤い砂を蹴る」(文学界6月号)が初めて候補入りした。石原さんは、劇作家として活動し、津島さんの作品集に解説も寄せている。
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