文芸同人関係者の集会自粛活動の現状=外狩雅巳
二十年間にわたり毎月の活動が停止したことがなかった「相模文芸クラブ」も活動休止中である。
月例会は月二回なので三月・四月・五月と合計六回で12作品の合評が滞ってしまった。
四月の年度更新も役員選出もできず、昨年度役員による延長運営中で毎月の通信連絡などを行っている。
六月発行の二十周年記念40号も、発行と掲載料集金や全員配布などに苦労することだろう。
相模原市は公民館使用を8月末日まで再延長した。9月会合で顔を合わせる時が楽しみである。
「町田文芸交流会」も三か月間は会合もできず、通信連絡で済ませている。
町田市は五月末で公民館使用中止を解除する方針なので、六月からは通常に会合を行い遅れを取り戻す。
交流会参加の各同人会や個人会員の活動についても、情報交換などが本格的に行えるだろう。
しかし、この間には参加者の一人が病没したり、参加同人会「みなせ文芸の会」の最新号発行もあった。
時が止まってしまったような自粛期間中でも、個々人の文芸意欲と創作活動は脈々と営まれている。
交流会活動はその相互連携の要として、自粛期間中も役割を果たしている。
《参照:作家・外狩雅巳のひろば》
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