中断された徳田秋声の小説「縮図」がタイツ柄に
明治から昭和初期に活躍した文豪、徳田秋声(1871~一1943)の最後の長編小説が今年、女性用タイツの柄となり、パリジェンヌの脚元を彩る。「都新聞」(現在の東京新聞=中日新聞東京本社)で連載された「縮図」。太平洋戦争が迫り、言論統制で中断された未完の代表作だ。秋声の生誕百五十年を控え、出身地の金沢市の会社が当時の連載小説をプリントしたタイツを商品化、パリでの本格販売に乗り出す。(前口憲幸)
《東京新聞1月6日付ーパリジェンヌの足元に「都新聞」 言論統制で中断された徳田秋声の小説がタイツ柄に》
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