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2019年12月16日 (月)

第162回芥川・直木賞の候補作

日本文学振興会は第162回芥川・直木賞の候補作を発表した。計10人のうち7人が初のノミネートで、新鮮な顔ぶれになった。選考会は来年1月15日、東京都内で開かれる。
 芥川賞は、5人中3人が初顔になった。哲学者の千葉雅也さんが初めて発表した小説で候補に入った。作品は同性愛を扱った内容だ。木村友祐さんは2009年にデビューし評価を高めてきた書き手で、作品は英訳もある。乗代雄介さんは18年に野間文芸新人賞を受賞し、期待される新鋭。最多4回目の古川真人さんは独特の作風で知られ、前回から連続になった。5年ぶり3回目の候補となった高尾長良さんは医師でもある。
 直木賞は、唯一の女性となった湊かなえさん以外が全て初候補となった。湊さんは本屋大賞や山本周五郎賞を受賞しているほか、18年には米国・エドガー賞にもノミネートされた実力者。小川哲さんも前作で山本周五郎賞と日本SF大賞をダブル受賞。誉田哲也さんは警察小説で人気を集め、映像化された作品も多い。川越宗一さんは自身2作目で候補入りした注目株。呉勝浩さんの候補作は、無差別銃撃事件を題材にした話題のミステリーだ。【須藤唯哉、大原一城】 (毎日新聞・12月16日ーより。)
芥川賞=木村友祐(49)「幼な子の聖戦」すばる11月号=初/高尾長良(27)「音に聞く」文学界9月号=3/千葉雅也(41)「デッドライン」新潮9月号=初 /乗代雄介(33)「最高の任務」群像12月号=初/古川真人(31)「背高泡立草」すばる10月号=4。
 直木賞=小川哲(33)「嘘と正典」早川書房=初 /川越宗一(41)「熱源」文芸春秋=初 /呉勝浩(38)「スワン」=KADOKAWA=初 /
誉田哲也(50)「背中の蜘蛛(くも)」双葉社=初 /湊かなえ(46)「落日」角川春樹事務所= 4 。※名前、年齢、候補作、候補回数の順
※50音順、敬称略。年齢は選考会当日現在 。

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