「第6回医師たちによるチャリティコンサート」を聴いて
音楽という手段で、何をどう表現するか、何を語るかということこそ、演奏のおいて最も大切なことと考えます。これは「第6回医師たちによるチャリティコンサート」に、出演した医師の言葉である。第1回の時は、応募者もすくなかったのと、周知されていなかったのか、医師会会館講堂の会場は空席が多くみられた。全国から修練した音楽表現を観賞できるのは、大変稀有な体験である。久しぶりに、生演奏で音楽に浸る時間をすごした。《参照:医師達のチャリティコンサート2019風景》第6回目となって聴衆席は満席であった。プロなみの表現力とプロにはない、1回だけの演奏に情熱をかけてきた全国からの選ばれた演者の情熱が伝わって、風変りの音楽体験ができた。あると思われたものは、すでにそこになく、「色に住して心を生ずべからず、声香味触法に住して心を生ずべからず、まさに住する所なくして、しかもその心を生ずべし」(「金剛般若経」より)。
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