同人雑誌の存在意義を三田村博史(中部ペン)会長が朝日・中日新聞に
10月19日に、第3回全国同人雑誌会議が開催された。それを前にして、中部ペン会長の三田村博史氏が、朝日新聞(10月10日付)と中日新聞(10月4日・夕刊)にその存在意義を寄稿している。それによると、第1回は名古屋市で開催、第2回は徳島三好市で開催した。それから9年ぶりで、それまでは開催がなかったという。開催に手を挙げる組織がなかったためで、文芸誌「文芸思潮」(アジア文化社)が声を挙げ、中部ペンとの共催となったようだ。《参照:第32回中部ペンクラブ文学賞発表=中部ぺん第26号》三田村氏は中日新聞に、「同人雑誌の存在意義」ー広い世界への足掛かりにーーというタイトルで、寄稿している。商業出版の世界では、ベストセラーが話題にされ、次のベストセラーがでると前の作家は忘れられる。しかし、「文芸を含む芸術は本来、常に大多数に大歓迎されるモノばかりじゃないだろう。社会と一定の間を置きながら、そこに起きる事柄の本質を問う姿勢を失わずにいて、書く。それには潜伏機関が必要である」としている。朝日新聞には、どっこい生きている「全国同人雑誌会議に向けて」という見出しで、同人雑誌の歴史とその役割を中心に述べている。これが面白い。続きは次回に…。
| 固定リンク
コメント