林真理子氏の作家ゾーンについて
木俣正剛氏の「文春の流儀」(東京新聞)が連載されている。その34回には、作家・林真理子氏が、2日間の徹夜で300枚の小説を書きあげてしまった偉業を記している。そして、彼女が、ある政治家になった作家について、「彼は気がつけば夜が明けていたというような意識の原稿の書き方ができなくなったのだと思う。作家はそういうゾーンに入ることができないと、なれない仕事あのよ」と、語ったという。石原慎太郎氏のことであろうと推察する。ここで、わかるのは林真理子氏の作家的な才能のすごさであろう。作家にもタイプがいろいろあって、才能がなくても作家をやっている人もいるであろうと推測する。作家・石原慎太郎については、自分は論理性の強い性格で、非論理的な出来事に強い興味を持つ作風がであると感じてる。ゾーンに入らなくても、問題はないであろう。が、そういうのがない自分が、少しばかり寂しい。
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