« 寝ている間に戦争が始まっていたー早乙女勝元氏 | トップページ | 文芸時評・9月(産経新聞)石原千秋教授 »

2019年8月28日 (水)

日本は本当に「独立国家」なのかと

  日韓関係ばかりが、話題にされるが、この前提にある日米安保の不平等性にについて報道されない。アメリカの極東域の権益は、日本の基地なしに維持できない。日本は独自に米軍支援をするといって、安保条約を改正すべき時がきた。トランプは、日本に有利な条件を持っていると思っているようだが、とんでもない。日米基地協定の不平等性を主張すれば、世界はそれを当然とするであろう。米軍に100%依存するアフガニスタンですら、基地活動は政府の許可が必要としている。《日米地位協定の重大事故発生時の対応の他国との違い=島袋氏

   遠藤誉氏の発言 「日本は本当に「独立国家」なのかと考えた時に、迷いなくそれを「是」とできる人も少ないだろう。第二次世界大戦で敗戦国となってしまった日本は、アメリカの占領下で「民主化」が進行しただけであって、サンフランシスコ平和条約で「独立」を勝ち取ったと言っても、同時に日米安全保障条約の締結を余儀なくされて、アメリカ軍の「保護下(?)」での「独立」でしかない。ーーアメリカ軍の保護は要らないと言った瞬間に、日本は軍隊を持つしかないところに追い込まれる。ーー「再軍備はするが戦争はしない」と誓って軍隊を持つのか?ーーそうすれば完全な独立国家になるだろうが、それをアメリカが歓迎するのかと言えば、これもまた複雑だ。ーーここまで考えて来ると、日本もまた、実は「仮初めの独立」しか持っておらず、強い方を向くという傾向は否めない。軍隊を持ったところでよほどの強軍でない限り「強い方を向く」傾向はなくならないだろうが、少なくとも今ドナルド・トランプという大統領が現れて言論弾圧をする中国にも堂々と立ち向かっているというのに、日本は何をしているのか?ーー習近平国家主席の来日のための赤絨毯を敷くのに必死になっていたり、どこかの大臣が中国の外交部女性報道官と自撮りでツーショットを撮って嬉々としているのを見ると、何を考えているのかと、ふと「奴隷根性」という言葉が頭をよぎるのを打ち消すことができないのである。

|

« 寝ている間に戦争が始まっていたー早乙女勝元氏 | トップページ | 文芸時評・9月(産経新聞)石原千秋教授 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 寝ている間に戦争が始まっていたー早乙女勝元氏 | トップページ | 文芸時評・9月(産経新聞)石原千秋教授 »