« 文芸時評3月(東京新聞3月28日・夕刊)町屋良平、今村夏子作品=佐々木敦氏 | トップページ | 気分と論理の事例 »

2019年4月 6日 (土)

穂高健一氏の歴史小説を契機にアニメフェスタに展開

   穂高健一著「広島藩の志士」(倒幕の主役は広島藩だった)を契機としたアニメフェスタが開催された。穂高氏は、直木賞作家で詩人の伊藤桂一(故人)の門下生仲間であるが、なかなかの活躍ぶりである。《参照:幕末彼氏伝 = 広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会 》歴史観というものが、案外と短い期間の間に恣意的に作られるということは、現在のメディア報道の変更に気づいていないようだ。この点は、現在の日本人は自覚が必要であろう。最近の例では、もっぱら朝鮮半島や中国の話題について、偏向していると思わせる。朝鮮半島の人々の問題意識の根底は、いかに統一国家にするかということで、日本との関係もそこを梃子に発想されているし、(その自覚がない人もいるであろうが、基本的には分断にある現状が正常でないことは確か)そこを解説した上で日韓、日朝問題を客観的に理解すべきではないか。とくに、拉致問題などは、当時の公安は何をしていたのかなど、(朝鮮戦争は休戦状態のなかで、戦時中ある)問題提起がない。

|

« 文芸時評3月(東京新聞3月28日・夕刊)町屋良平、今村夏子作品=佐々木敦氏 | トップページ | 気分と論理の事例 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 文芸時評3月(東京新聞3月28日・夕刊)町屋良平、今村夏子作品=佐々木敦氏 | トップページ | 気分と論理の事例 »