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2019年3月16日 (土)

歴史時代小説「茶話歴談」創刊号情報

 文芸同人誌「茶話歴史」創刊号(大阪府)が届き読み始めた。
  大阪文学学校のメンバーBOOHを中心にした、関西の歴史・時代小説の創作者たちが発行する同人文芸誌だという。情報発信も良い。《参照:BOOTH「茶話歴談」》
松永久秀が足利将軍から奪った名刀、骨喰を巡る怪奇譚『骨喰と龍王』。
幕末に生き残った最後の忍者が黒船相手の任務に挑む『黒船に忍ぶ』。
雪山で佐々成政がある人物と出会った民話を描く『異説さらさら越え ~星下の宴~』。
とある仇討ちの事件を機に江戸末期の武士の在り方を問う『昌平坂学問所異聞』 。
中国大返しの最中、黒田官兵衛と秀吉の静かな駆け引きが繰り広げられる『幻の天下人』。
観星鏡(天体望遠鏡)の作成に一生をささげた男の執念『浪速のガリレオ』。
清姫の恋の情熱が美しき僧を破滅に導く『愛怨輝炎』。
桶狭間を駆ける前田利家と山本勘助の交流を描く『槍の又左と伝説の軍師』。 関西の創作者たちが執筆した、  8作品が掲載されている。しかも、創刊号でありながら第2刷となっている。直木賞候補作として、その振興組織は、同人誌からの推薦作を受領しているはずので、もし、それをしてなかったらそれをやってみたらどうであろう。これは読む前に自分の思ったことである。自分は、あまり時代小説を読まないので、読み物として楽しく読めるものという印象がある。新書デビューした上田秀人などは陰謀ものに特化して、一躍人気作家になったようだ。知人の作家は、現代ものから時代小説に転向をはかったと聞いているが、あまり著作が出たという話はきかない。競争が激しいようだ。ここでも、ただの楽しみで読む一般人読者の視線でしか紹介できない。全作品を楽しく読ませてもらったが、印象として、一部の例外はあるものの、スピード感が不足し、文章が重いのが多い。林不亡の「丹下差膳」や作者名は忘れたが「のぼうの城」の方が軽快である。次の回から作品紹介をしましょう。
  

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コメント

茶話歴談編集部です。詳細なレビューをいただき、まことにありがとうございました。同人一同で共有して次作につなげてまいります。

投稿: 茶話歴談編集部 | 2019年3月25日 (月) 10時37分

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