« 保坂和志さん(61)『ハレルヤ』刊行 | トップページ | 地球の空間限界が資本主義をリストラする »

2018年9月18日 (火)

貸し出し用の「松本清張全集」盗難の謎

 北九州市立中央図書館(北九州市小倉北区)は15日、貸し出し用の「松本清張全集 全66巻」のうち62冊(購入額約19万2000円)がなくなったと発表した。同館は盗難に遭ったとみて、福岡県警小倉北署に被害届を提出し、防犯カメラの映像を提供した。(2018年9月15日 読売新聞)
 同館によると、9日午前9時頃、開館準備をしていた職員が書棚から57冊がなくなっているのを確認。9時半の開館直後には、さらに5冊がなくなっているのに気付いた。書棚には1冊だけ残っており、残る3冊は貸し出し中だった。本は縦19センチ、横13・5センチ。重さは600~800グラムで、62冊分の重さは約40キロに上るという。
 松本清張は同市出身。同館の担当者は「図書館名などが記載された蔵書は、古本屋などで買い取ってもらえない。早く返してほしい」と話した。
 同館では昨年、約600冊の蔵書が所在不明となったが、特定の作家の本が一度に大量になくなるケースは珍しいという。
 ーー今でも古書店でよく売れるという偉大な作家だが、転売することはないでしょう。流行本を買って、貴重な古典的な名作を捨ててしまう方針への抵抗ではーー。

|

« 保坂和志さん(61)『ハレルヤ』刊行 | トップページ | 地球の空間限界が資本主義をリストラする »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 保坂和志さん(61)『ハレルヤ』刊行 | トップページ | 地球の空間限界が資本主義をリストラする »