リーマンショックから10年の資本主義の姿
リーマンショックから10年。資本主義の本質は、時間が資本を増やすという機能原理が働かないと、成り立たない、ということ。金を返せない人たちに、無理して金を貸したら、担保に家を取っても赤字がでるということ。モノづくりは、担保になるような、すぐ換金できるモノ造ることが大事。その原理は、リーマンショック前から分かっていて、苦悩しているようすを町工場の事例で記録した。《参照:平成時代おおた町工場の環境と課題の変遷》
これは同人誌「砂」に書いたものの続編で、これをさらに整理して「砂」に掲載する予定。少しは本が売れるかも。
余談だが、大久保会長は、自民党の平議員とともに、BSフジTVに出演している。確か慶應で金融研究の大学院にいて、父親の事業を承継した人。TV番組で、「町工場が下請けで大企業の仕事の待ち工場になってはだめ。コア・コンピタンス(企業の中核となる強みのこと)をもつことです」と、語ったら、司会者が「ちょっと、すみません。今言ったそれはなんですか」と解説を求めていた。結構、大学の工学部などを出た社長が多い。そのことが、リーマンショック以後の、町工場を変えたことになる。
| 固定リンク
コメント