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2018年7月14日 (土)

漫画の立ち読みご自由にどうぞ――。

  書店の売り上げの話の主流がだいたいマンガかファッション誌になっている。文芸情報は、一部マニアの世界になっているようだ。一種の秘境の世界としてみるようになっているのかも。かつてはライフスタイルのヒントになっていたのだが。

ーーー漫画の立ち読みご自由にどうぞ――。
 大手出版社の小学館が、書店で漫画を立ち読みできないようにするフィルム包装(シュリンクパック)の取りやめを呼びかけ始めた。名付けて「コミックス脱シュリンクパックプロジェクト」。この春、一部の書店で包装をやめたところ、少女・女性向け漫画で売り上げが20%増えたため、今後拡大する方針だという。

 小学館によると、シュリンクパックは、立ち読みや破損を防止するために30年ほど前から多くの書店が採用したという。ただ、近年は出版不況や漫画離れの影響で「漫画売り場に立ち寄る人が減っていると実感していた」(小学館マーケティング局・福本和紀さん)。電子書籍の場合、試し読みを設けると漫画の売り上げが増えた実績があるため、「まずは読んでもらうため、接点を増やしたい」と、包装を解くことを試みた。

 今年3月から5月に全国の書店36店に呼びかけ、「闇金ウシジマくん」「MAJOR 2nd」「空母いぶき」「海街diary」「コーヒー&バニラ」など、35作品の1巻と最新巻について、包装をかけずに1冊まるごと読めるようにした。版元から呼びかけての大々的な取り組みは異例のことだという。

 その結果、少女・女性向け漫画では、包装をかける一般書店に比べ、売り上げが20%増えたという。少年・青年向け漫画では売り上げに顕著な変化はなかったが、書店員へのアンケートでは好評を得たことから、小学館は今後、さらに他の書店への拡大を検討する。
《朝日デジタル:漫画の立ち読みご自由にどうぞ――。》

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