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2018年5月10日 (木)

全作家協会の活動にフリーマーケット出店

 同人誌作家という名称が消えて久しい。このところ文学作品の展示即売会「文学フリマ東京」に出店している「全作家協会」は、かつては同人誌作家の集う会であった。《参照:全作家協会が「文学フリマ東京」に出店した意義
  特長は、役員が多い事であろう。なにしろ全国展開をしているので、各地域からの有力作家の意見を反映させる必要があるからであろう。
  機関誌「全作家」には、文芸評論家の横尾和博氏が、職業作家から同人誌作家の動向まで、丁寧に読んでで、論評をしている。最新109号では、下記のようなことも記されている。
『最近公募商業誌へ投稿する場合の問い合わせも多いので一言書いておく。プロをめざす書き手にアドバイスをおくるとすれば以下のような点である。まずなぜ文学者、作家としてプロをめざすのかの理由である。職業としては一部の人しか生活できない世界。自分の自尊心や虚栄心を満たすためならやめたほうがよい。つまり文学への固執、強靭な文学精神がないとプロには向かないということだ。二つめは小説技術を真摯に磨くこと。スポーツでたとえれば練習ということになる。三つめは同じくスポーツにたとえれば優れたコーチや指導者に出会うことである。なかなか難しいが、この三つをクリアすればプロの道が開かれるだろう。
 さて同人誌評である。現在は「三田文学」「季刊文科」「図書新聞」が商業紙誌で批評コーナーをかろうじて維持している。だが「読書人」では無くなった。またスペースも限られている。同人雑誌の読み手の作家、批評家、研究者も少ない。同人誌の高齢化も指摘されている。一方で文学フリーマーケット(フリマ)は各地で盛況で若い世代の参加も多い。この乖離をどのように考えるべきか。そしてどのようにすれば文学は生き延びていくのか。前述のように各々胸に手をあてて考えなければならない。』
  ネットでもアップされているので、全文が読める。よく出来ているHPである。

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