第26回「文学フリマ東京」の情況から
文芸同志会が参加した第26回「文学フリマ東京」の情況だが、入場者がどのブースに気軽に寄って、手に取ったり、買い上げお客にの姿勢にちょっとした変化を感じたのだ。《参照:成熟化で埋没感はない「第26回文学フリマ東京」の出店感想》
その他、会では同人誌作品紹介をした雑誌を、ブースに置き、会話をした人に、どれでもお持ちくださいと提供したのだ。実験的な試みだ。すると、「あなたが紹介したなかで、どの雑誌のどの作品がおすすめですか?」と逆に訊かれたのだ。それが一人だけでない。別の人も同じ質問をするのだ。
自分は、同人誌だからといって、手を抜かず、全力投球していると思われる文学に取りつかれた作者の作品を推薦した。
しかし、自分はそういう視点で、作品紹介していない。自己表現と時代表現のマッチイングの情況を観察するというのが主眼だ。しかし、たとえ無料でも、良い作品だけを読みたいという文芸愛好家の強い要望を肌で知ったのは、感じるものがあった。
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