ミッシングリンクって? 政治と官僚の関係
特定の情報を順繰りに集めることを、IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれる。キューイングというそうだ。一方、周辺情報の断片のつながらないところをつなげる事象をミッシングリンクというらしい。それが、《加計学園の愛媛県職員記録は、ミッシングリンク=前川喜平氏》の記事なのだが、それは、それとして、昨日の夜の出来事が、YOUTUBEで映像化かされてしまう。その現場に行っていると一次情報であるが、それを文字にするより早く、映像かされているので、文字化したニュースの多くが2次情報となってしまう。
そこで、動画を利用したキューイングを採用することを考えている。
ところで、産経新聞がつぎのような記事を書いている。自民党に寄りそう新聞だが、最近の自民党と官僚の関係を象徴するようなところが読み取れる。国債は銀行が多く買っているので、国民の借金ではない、のは事実。
ーー 経済学の常識と企業財務の知識があれば、ただちにこれがフェイクであると見抜かれるはずなのに、各紙とも財務官僚のブリーフィングを真に受けて、「国民1人当たり約858万円の借金を抱えている計算になる」と財政赤字を報じてきた。
国民は金融機関経由で政府債務の国債という資産を持ち、運用している。それを国民の借金だと言い張るのは、詐欺師だ。日本以外の世界にそんな国民をバカにしたエリート官僚がいるのだろうか。
もっと恐ろしいのは、財務本来の考え方が欠如している点だ。財務とは負債の部と資産の部を基本にしている、経済は貸し手と借り手で成り立つ。借り手がいないと国は成長できない。国民は豊かになれない。デフレ日本は家計に加えて企業もカネを貯めて借りない。となると家計が豊かになるためには、政府に貸すしかない。
政府が借金を減らすなら、貸し手の家計は為替リスクのある海外に貸すしかなくなり、円高で損する。増税で家計から所得を奪うなら、やはり家計は貧しくなる。
「経理省」に化した財務省は債務が国民全体を豊かにする真理が眼中になく、ひたすら予算書のつじつま合わせに熱中する。文書改竄も経理官僚の延長なのだ。(産経新聞特別記者・田村秀男)
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