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2018年3月 3日 (土)

赤井都「言壺便り」~桃色の時間に爪の先ひっかかる号~

  言壺便り(メールマガジン)2018.3.2 No.146。
■蔵書票のオーダー承ります=1月のLe Petit Parisienでの展示の後、蔵書票のオーダーをいただきまして、お名前刷りなどを初めてしてみました。
 製本に何かつなげようと、刷りあがった蔵書票を、単に紙束としてお渡しするのではなく、ピッタリサイズで函を作ってみました。クラシカルな雰囲気にしました。革と金がとにかく今は好きなので。票主になる方は本好きで蔵書票をオーダーされるわけなので、お名前を著者名のような雰囲気でタイトルと一緒に箔捺したらよいよねと、やってみました。
  作ってみて、喜んでいただけて、私自身も、「あー本じゃなくても楽しいんだー」と、刷りと製函の魅力に気づきました。この調子で、あと二件くらいなら、蔵書票を刷れそうなのでもし、「私も欲しい!」という方がいたら、メールを下さい。28000円+送料1000円で30枚ずつ二種60枚、お名前入りの函つきで、4月頃の出来上がりとなります。
  色は青系、赤系、紫、緑、茶などざっくりご指定いただき、紙は和紙、お名前はローマ字センチュリー12ポイントでデザイン詳細はお任せ下さい。先着順に受け付けします。ご遠慮なくどうぞ!
■二月から三月へ
 2月28日に、オヤ今月最後の日だ! 言壺便りを発行しよう、と思ってから、なぜ今日が3月2日なのか? 謎が深い言壺便り・桃の節句前日号となっています。時間が流れ去る方に、爪の先をひっかけてしがみついて仕事を進めているようなかんじがします。
でも、ひとつずつの時間はゆったりと流れていて、人と会ったり、本を修理したり、印刷したり、ひとつずつ焦らずに、集中して楽しんでいます。
手作りにふさわしい小さなオーダーをいただき、手作りで小さく応えています。「今・ここ・自分」に集中するのはできています。ただこの方式だと、刹那的に生きているので、先のことがいまひとーつ考えにくくなって、ある意味、「のんびりしてる」に近い状態になっています。それくらい、先のことを考えず、今を楽しめています。良いのか悪いのか、ともかく、これまでの時間の流れとは違ったフェーズに出てきていて、時間の滝は桃色の山に流れていて、私は爪の先で爪渡りしています。
■言壺便りについて
掃除機を買い替えました。ハンディでも吸えて、仕事部屋から謎の灰色の綿埃的なものをどんどん吸い取っています。もしかしてやすりかけしたボードのかすが、あちこちに降り積もっていたのかなー。でもこれで安心。進化した新しい掃除機で、部屋をピカピカにしています。
バレエは、ちょこっとうまくなってきたみたいですよ! 今月からポワントシューズを履き始めますよ。怪我しないように、趣味として楽しみます。~毎月ほぼ25日
《参照:赤井都・言壺

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