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2018年1月24日 (水)

評論家の西部邁の死は、純粋保守の終焉か?

  「俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」-。1月21日に死去した西部邁さん(78)はここ数年、周囲にそう語っていた。平成26年の妻の死などによって自身の死への思索を深め、著作などでもしばしば言及していたという。
 昨年12月に刊行された最後の著書「保守の真髄」で、西部さんは「自然死と呼ばれているもののほとんどは、実は偽装」だとし、その実態は「病院死」だと指摘。自身は「生の最期を他人に命令されたり弄(いじ)り回されたくない」とし「自裁死」を選択する可能性を示唆していたとも。
 言論人として人気を集めたきっかけは、テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」。「保守」を思想レベルまで引き上げた知性は、左右を問わず多くの知識人の尊敬を集めた。
  親米の論客からは「反米」と批判されたが、最大の問題意識は独立の精神を失い、米国頼みになった日本人に向いていた。いつも「今の日本人は…」と憤りを語っていたという。
《参照:東日本大震災「祈りの日」式典=東京
  西部さんは1月21日未明から行方不明になっており、同居していた家族が探していたところ、多摩川に流されている西部さんを発見したという。
 現場は東急東横線多摩川駅から西に約600メートルの野球のグラウンドやサッカー場などがある河川敷近くというから、この風景《東横線多摩川駅》の電車の向こう側奥の岸辺であろう。
  岸辺の石を集めて川内に突出しているものがある。入ればすぐ低体温でしびれて失神絶命するだろうな。

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