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2017年10月25日 (水)

文芸同 人誌「砂」の現状についての考察=外狩雅巳

 同人誌『砂』近況から始まった考察と助言の二回目です。《参照:休刊間際の文芸同人誌「砂」の活性化に向けて始動
 『読む人ネット』のサイトは文芸同志会通信の記事転載も多く、時々覗きます。さらに提携先の『文芸同人誌案内』へリンクを辿ります。ここには同人雑誌の作り方を詳しく説明しています。多くの人が活用している事でしょう。なんと二百以上の同人雑誌が参加しています。
 パソコンで簡単に書けて印刷製本出来るので、同人雑誌自体の発行や仲間集めが安易に行われている事でしょう。
 趣味としての活動なら気楽にやれば良いと思います。
 行政の広報誌や新聞の仲間集め欄を利用したり、ネットで募集して大量の会員となれば運営手法の問題で解決します。
 しかし、書きたいこと・訴えたいことに真剣なら別な切り口で同人誌のあり方を考える必要もあるかと思います。
 半世紀前に私が始めたのも労働者文学として思想性を込めた作品群で結集したかったからです。
 労働学校の仲間なら合意出来ると思い行動しました。が、やはり運営的な甘さから赤字運営になり破綻しました。
 購読中の「民主文学」誌が組織拡大を呼び掛け続けながらも、読者が減り続け存続の危機に立たされています。
 半世紀前に「新日本文学会」が思想問題で分裂した時に発足し、継続し続けた「民主文学」の現状を考えながら文学と思想について更に趣味としての文芸についていろいろと書き続けてみたいと思っています。
外狩雅巳のひろば

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