同人雑誌の紹介の方法としての展示会=外狩雅巳
私の所属する「相模文芸クラブ」は、4月現在で32名の会員で、創刊17年目の活動を行っています。
月に二回の合評会では20名前後の出席者で、二作品程度を全員発言で徹底討論しています。
半年ごとの発行なので毎号十回程の時間をかけ、ほぼ全作品を網羅した感想を出し合うのです。
作品掲載者は全員に読まれ感想ももらえるので満足し外部からの評価を気にしていないようです。
文芸同志会通信や文芸誌での作品評を積極的に求める事もなく、会内部だけで完結して来ました。
文芸同志会通信などの同人雑誌作品評は一つの雑誌から数編を選び切り込んだ評価を行います。
大多数の作品には一言も触れられません。作者は自分の作品が読まれているのかもわかりません。
文芸同人会は全員平等な組織です。外部から注目された作者のみの会ではないのです。
外部評の無い大多数の会員が納得する同人雑誌紹介もあって良いと思います。
そこで思いついたのが同人雑誌展示会なのです。多数の同人雑誌を一堂に並べてみました。
少人数の文芸同人会でも多数の人に読まれる機会が出来ると思いました。
会員が納得して加入活動できる同人会の為にも紹介方法にも工夫が必要でしょう。
同人誌作品文芸評論家の紹介から外れた多数の同人誌作家作品の存在を考えています。
《参照:外狩雅巳のひろば》
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コメント
小生の意見がそのまま無断で掲載されていることに驚いています。同人仲間として個人的に忠告したコメントです。
「投稿者が公開を了解するまで公表しない」と明記されているはずです。
どうしたのでしょう。納得いきません。
投稿: 木下隆 | 2017年8月19日 (土) 01時48分
◎御意見ありがとうございます。
不正確な表現への訂正意見を感謝しています。
指摘のように内部完結ではありません。
私の強調は各種同人雑誌作品評から漏れた作品の件です。
二十人もの作品感想が貰える会合の利点なのです。
応募などにも評価や感想は一部で大多数は落選のみです。
全作品に具体的な指摘が貰える合評会を紹介したのです。
他会は発行後一度の合評会で済ませている例もあります。
高齢化した会員は友好的な文芸談義の場も求めています。
月二回の会合と全作品感想が強調したかった点なのです。
投稿: 外狩雅巳 | 2017年8月15日 (火) 08時14分
相模文芸クラブが外部の評価を求めず、会員だけの合評で満足し、完結しているという貴殿の意見には賛同できません。
実際、何人かの会員は個別に各種コンクールに積極的に応募し、「相模文芸」への投稿作品はそれら選に漏れたものと聞いています。
小生の場合もそうです。
投稿作品が会員の合評を受け、欠陥に気付いた場合、それを修正し、コンクールに再応募する場合もあるでしょう。
また、「相模文芸」は外部関係者にも多数配布しているようですから、掲載作品が文芸評論家の目に留まり、評を受ける夢だって抱いているかもしれません。
他の文芸同人誌には興味がありますが、それは会員数や会費、編集方法など事務的な情報であり、作品そのものではありません。
限られた時間ですから、自分の糧になりそうな作品のみを読みたいと考え、自ずとプロの作品や素人でも評価が定まった作品にだけ目を向けるのはやむをえません。
広く浅くとはいきません。
投稿: 相模文芸会員 木下隆 | 2017年8月15日 (火) 03時01分