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2017年6月17日 (土)

寺澤有氏のメディアが伝えない警察組織の内情が面白い

  寺澤有氏といえば、秘密保護法を憲法違反とジャーナリストたちを集めて訴訟を起こしたり、それ以前から警察組織の内部不祥事を週刊誌に暴露し、警察官を逮捕させたりしたことで、「国境なき記者団」(フランスに本部)から100人のヒーローの一人に選ばれたりしている、ジャーナリストである。その彼が、現在裁判傍聴をして追及しているのが、泳がせ捜査の「覚せい剤11キロ密輸事件」である。
 まるで小説にもないような警察組織の活躍ぶりが、この記事の下にある動画で語られている。話が複雑なので、動画で語っていることの関連事項を記事化してわかりやすくしている。
問題はCD(コントロール・デリバリー=おとり捜査の法的な運用の範囲である。
 日本では警察・司法というのは、勧善懲悪で正義の味方というイメージが流布されている。しかし海外の場合、警察官といえども、契約による職業のひとつという見方をするので、一般人と同様に悪徳な警官、裁判官も存在すると考える。また、組織の欠陥で、優れた正義的警官を排除する仕組みがあることを市民が認識している。日本でも、現代っ子が社会を形成しているので、認識を改める時代に入ったのではないか。

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