信じたい方を信じる心理がフェイクニュースとポスト真実に
人間は「事実」よりも「自分の信じたい情報を信じる」という心理があって、それに訴える「フェイクニュース」(虚偽の内容を含むニュース)や「ポスト真実」(客観的な事実よりも感情的な訴えかけの方が世論形成に大きく影響する状況を指す言葉)の現象が起きると、東京新聞の6月27日付け記事にある。
とくに、ネットの情報発信はだれでも手軽にできるので、印刷物より伝搬が早く、費用がかからない。いい加減な情報も多い。そのなかで、自分も発信しているので、ひとによっては、いい加減と思う人がいても仕方がない。先日、虚偽情報で裁判所に訴えられ、有罪になった、経済学者らしい池田信夫氏の事例を記した。《ネットの印象操作情報発信で114万4千円賠償金の周辺》。このひとは、記憶によると、自由報道協会の上杉隆が経済雑誌に書いた記事が読売新聞の記事の盗作だと主張して告発した人と同人だと思う。当の読売新聞が盗作だといっていないのに、そう書き散らして、裁判になったので、上杉氏はかなりの執筆依頼の仕事を失ったそうである。自分はツイッターをやらないので、事情の推移がわからないが、資料を使って書いた。うそほどもっともらしいのは何故か? 変なことも、すでに起きた事実になってしまうと、変でなくなるような感じがするのは何故か。これは、文学的表現法の問題でもある。
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