伊藤桂一先生を偲ぶ会を仮称「竹林忌」として毎年開催へ
4月23日に東京で「伊藤桂一先生を偲ぶ会」が開催された。《参照:伊藤桂一先生を偲ぶ会=会場風景》神戸に転居してから亡くなったので、お別れ会に東京から行かれない人が多かったようだ。しかし、神戸でも多くの人がお悔やみこられたという。広い会場の付属したマンションでも大変なようであった。
東京でもずいぶん大規模なものであった。今後は仮称「竹林忌」として偲ぶ会をするようだ。伊藤桂一先生の人柄を偲ぶ話で、幾人もの人が伝えたのが、生き物を大切にしたことで、蚊や蠅も殺すのを避けたという。自分もずいぶん書き物を読んでいただいたり、詩の跋文をいただいたりしたが、蚊ほどの人間でも、自然体のまま相手をそしてくれたのだと思う。
自分などは、生物は死ねばただの物質になってしまうという、感覚から離れられないが、伊藤先生は、物質化すること以上のロマンを生物と無生物の間に観ていたのかも知れない。まさに、この宇宙界では、伊藤桂一文学菩薩そのものであるように思う。
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