文芸時評4月(東京新聞4月27日付)=佐々木敦氏
村上春樹「騎士団長殺し」=論じやすいところが罠
ミヤギフトシ「アメリカの風景」=文体、慕情、技巧そろう
《対象作品》村上春樹「騎士団長殺し」(新潮社)/文学界新人賞受賞作・沼田真佑「影利」(「文学界」5月号)/、ミヤギフトシ「アメリカの風景」(「文藝」夏号)。
☆ 村上春樹「騎士団長殺し」については、「新潮」が椹木野依と上田岳弘(同誌は先月号にもいしいしんじが長めの書評を寄せていた)、「群像」が清水良典、「すばる」が杉田俊介、「文学界」が小山鉄郎と鈴村和成と山崎ナオコーラと佐々木敦、「文藝」通常の書評枠だが田村文とさんがら「騎士団長殺し」バトルロイヤル状態…とある。
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