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2017年3月20日 (月)

『どうで死ぬ身の一踊り』2006年から始まった西村賢太さん

  一部抜粋ーー七年後、三十六歳になった私は小さな同人雑誌に参加した。はな、清造の作品論を書くつもりが、ひょんな流れからヘタな私小説を書いていた。

 三作目が『文學ぶんがく界』に転載され、そのまま他の商業文芸誌に書き続ける機会を得たことは、私にとって幸であったか不幸であったか分からない。しかし、これまでどの作も或ある熱情をこめてものしてきた。書き手としては当然のことながら、私の場合は自任し、筆にものせている“清造の歿後ぼつご弟子”なる囈言たわごとを、決して不様な囈言だけでは終わらせぬ為ための理由もある。ーー
《参照:The Yomiuri Shimbun『どうで死ぬ身の一踊り』2006年 西村賢太さん

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