小説すばる新人賞 高校2年生の青羽悠さん
愛知県生まれ。広大な星空にあこがれる科学少年だった。宇宙の研究者を夢見たこともある。「『何かになりたい』という漠然とした夢がずっとあった。その気持ちを形にしたい-と思ったとき、小説だったらパソコンさえあれば始められるなと」。高校入学直後から1年かけて、こつこつと言葉を積み上げていった。
『星に願いを、そして手を。』の主役は宇宙好きだった幼なじみの男女4人。科学者への夢に手を伸ばし続ける女子大学院生、あこがれに区切りをつけた公務員…。大切な人の死をきっかけに再び集まった20代半ばの男女の現在と過去を描き、夢を追う喜びと痛みを浮かび上がらせた。登場人物の一人と同じく、自身も理系だった進路を、4月の3年進級時に文系に変える。
《産経:小説すばる新人賞 高校2年生の青羽悠さん》
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