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2017年3月 1日 (水)

やっていくことについて=赤井都さん

   先月は発行をお休みしたので、新年の抱負をすっとばしてもう2月も終わりです。いろいろなことがありました。
   2年間お世話していた地域猫さんが猫同士のバトルの果てに亡くなって、一気に無常観が強くなりました。『ブッダの言葉』を読んで、執着しないようにと思っています。日常生活を続けたいと思って続けて、仕事があって、そして感じるのが、私は人を楽しませる仕事をしているということです。人に喜んでもらうことが私の仕事です。人生って、やってもやらなくてもいいようなことであふれていて、でも一生懸命に抱え込んだり一喜一憂したりしていません? 人生の時間をどう過ごすか? これは前から私のテーマですが、死を感じるといっそう身に迫るものとして考えます。結論としては、今を楽しむ、今を生きようと思います。満足感は、社会や身近な人との関わりの中で生まれていると感じます。
  私は物を作る人なのに、執着しないというのは我ながら不思議な気もしますが、今を楽しむための物づくり、というスタンスです。
  人生が豊かになって、濃い時間が流れるような、そんな物づくりをこれからもしていきたいと思います。
  自分のスキルを役立てて、本の保全をLe Petit Parisienという書斎で行いました。自分の特殊能力が役に立ちました。
  革表紙がツヤッとして、本棚に映えています。
  朝日カルチャースクールでの『雨ニモ負ケズ』豆本を作る二時間講習も、皆さん良い笑顔で、いろいろとお話されて帰られて、とてもよい時間になったなと嬉しかったです。
  私自身は、これまで時間がなくてなおざりだったファッションを楽しんだり、大人バレエで自分の体と向き合ったりしています。コンタクトデビューもして、毎日が楽しいです。
  コンタクトのつけはずしをする時、私っていつのまにか器用になったなあと実感しました。
  行徳新聞、いちかわ新聞で紹介されました。地元でいつも読んでいたフリーペーパーへの掲載、嬉しいです。
  1月に本のスケッチを、スケッチブック2冊分描きました。
  今は、石と水の絵を、毎日2枚ずつ描いていますが、見ると辛いような絵になってしまっています。これはそのうち豆本になるのかならないのか。
  今年の遠い目標は、『一千一秒物語』全集を作ることです。
  デザインは決めて、今は箔押しとモザイクの技法を少しずつ学んで、力をためているところです。
  在庫ぎれになった『雨ニモ負ケズ』を少しずつ製本したり、通販対応したり、一人の手でできる小さなことを、地道に積み重ねています。
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■この先のイベントの予定
 4月末~5月のゴールデンウイーク、名古屋へ行きます。
豆本と活版のイベントです。私が行く日は5月7日(日)の予定です。
 9月末~10月初め、三省堂に出ます。
 10月末、香港に呼ばれて行きます。
 小さな本の教室のプライベートレッスンは随時受け付けています。
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■言壺便りについて
 私の今年2017年の目標は、今しかできないことをする。
 素顔が笑顔の人になる

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