研究用としてのまとめ記事サイトのあり方について
まとめ記事サイトといえば、当サイトもそのひとつである。それは文芸文化の分野の現状を研究するのに、その資料として情報を集め、紙に印刷し「文芸研究月報」として発行したのが、はじまりであった。元記事を短くまとめて、その原文の所在がわって、改めて確認できるように、記号化して記すようにしていた。そして、大手新聞4誌を購読、テレ部番組の文学者インタビューなどを録画、概要を記した。
こうした作業は、図書館や博物館で資料の収集や管理を行う専門職であるキュレーターを由来とした「キュレーション」とも呼ばれているようだ。
この月報新聞では、ミニコミとして販売したところ、引用や内容の抄録は著作権侵害にあたる、という情報源からの抗議うけ、研究会員専用の会報として外部販売を停止した経緯がある。そのため会費で発行する同人新聞化していた。その後、運営者に原稿依頼がくるようになり、月報の発行が困難になり、休刊。会報だけのために入会していた購読者には、会費を返金。それ以外の活動が目的のひとには会員として残ってもらった。そして、情報発信を続けて欲しかったという会員に向け、発信したのが、本サイトの通信である。
その際、過去の著作権問題でのトラブルを教訓として、他からの情報を示すが、それを収益とするものではなという姿勢を示すために、広告のつかないサイトにした。まだ、曖昧なところがあるが、それなりに經驗をもとに、発信法に工夫をしているつもりである。
また、ライブドアのネットニュース「PJニュース」の外部記者として報酬を得ていた時期もあったが、おそらく採算が取れなかったのであろう。なくなってしまった。
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