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2016年12月 3日 (土)

文芸同人誌「文芸中部」103号(東海市)

【「『新カラマーゾフの兄弟』の風土」三田村博史】
 ドフトエフスキー作品の翻訳者である亀山郁夫・名古屋外語大学長による「新カラマーゾフの兄弟」の愛知県人と地域を舞台に描かれた部分を、風土的視点に絞って解説したもの。
 作品に、愛知関連記述部分の言及に付箋をしたところ、百か所を超えたそうである。その割には、愛知県的な風土色が薄いという。しかし、本編の引用と解説によって「新カラマーゾフの兄弟」の物語の一面を教えられる。とくにロシア文学は、大地性というか、郷土的風土性、神秘性を帯びていることへの対比としても亀山作品「新カラマーゾフの兄弟」との対比が学べそうだ。
【「影法師、火を焚く(第四回)」佐久間和宏】
 理由は分からないが、おそらく文学性における異なるものの面白さであろう。
発行所=〒477-0033愛知県東海市加木屋泡池11-318、三田村方「文芸中部の会」
紹介者=「詩人回廊」北一郎。

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