たまに役立つ電子書籍「群像」10月号の分厚さから
雑誌「群像」の2016年10月号は、たいへん分厚い。すでに売り切れているらしいので、電子書籍(キンドル)で購入した。転居したため狭い部屋で置き場所がないので、端末を買っておいたのだが、試し読みに使ったくらいで、ながく使っていなかった。こういう分厚いものや、在庫切れ品には便利である。自動更新作業もあった。意外だったのが、紙本にはあった三島由紀夫の「岬にての物語」が欠落していることだ。著作権契約の問題だと思うが、その分、値引きしないのだろうか。
まだ、全部読んでいないが、それにしても、よみごたえというか、充実感は充分。カラオケルームの唄のような現在文学にたいし、言葉の強みのある歌手リサイタルのような現代文学が味わえる。
◆関連情報=東京新聞・宮内悠介「カブールの園」 星野智幸「眼魚」 佐々木敦
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