谷崎潤一郎の最初の創作ノート「松の木影」など全集に収録
作家の谷崎潤一郎(1886~1965年)が残した創作ノートやメモの全容が分かり、今月刊の『谷崎潤一郎全集(全26巻)』(中央公論新社)第25巻で初めて公開された。円熟期から晩年にかけての小説や随筆、未発表作などの構想が同時並行でつづられた“アイデアの泉”。性と美の世界を追求した谷崎文学の創作過程を伝える貴重な資料だ。
第25巻に初収録されたのは最初の創作ノート「松の木影」(昭和8年春~13年夏ごろ)から絶筆メモに至る計11点。折に触れて一部は紹介されてきたが、全集編纂(へんさん)に合わせて全容公開に踏み切った
《参照:産経新聞性と美の“アイデアの泉” 谷崎潤一郎創作ノート・メモ類》
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