町田文芸交流会の6月活動から=外狩雅巳
町田文芸交流会の6月例会を19日に行いました。日曜日なので参加者は4名でした。文芸同志会の伊藤昭一氏は所用で欠席ですが他の4同人会からは各一名参加しました。
各自の会も運営に多忙なので多数の同人の参加にはなりませんでした。「民主文学」町田支部も出席者が作品感想を持ち帰り支部例会で報告するそうです。
「文芸多摩通信」12号の感想はに関しては、好評で全作品の細部に及びました。
毎年創作集「文芸多摩」を発行する他に手製の作品集として通信を発行しています。
更に行事通知等には、連絡会報も頻繁に発行し内部結束を固めているそうです。
通信の編集制作者が出席し、パソコンを駆使した小冊子の美装印刷を説明しました。
大判の三段組ですがカラー印刷で写真も多く配置され読みやすい冊子です。《参照: 「文芸多摩通信」第12号を読む集いへ=外狩雅巳》
26頁で百冊を八千円で手作りしたそうです。担当者の入れ込みが判りました。
町田市の民主文学支部の歴史は長く伝統を絶やさぬ努力を力説していました。
一方、群系誌の小説作品は、女性の作品には珍しい職場改善が描かれています。乾いた文章で作業効率化に邁進する女性局長の奮闘が小気味よい作品です。
評論主体の群系誌を文芸同人誌らしくさせている小説は好評でした。
情理の情が少なく理詰めで構成された作品も珍しく討議は弾みました。
作者はこれまで情をしっとり描く女流として長く書いてきました。
しかし、企業小説風な組織描写や人事案件の扱い方も書ける事を示しました。
男性社会の職場組織を纏める強面局長も、女性ならこんな感じかと納得しました。
話題の多い作品の二誌なので7月例会で再度多数参加しての合評を試みます。
10名に案内書を送るので日程が良ければ7名8名が出席する事もあります。
七月例会の盛況を望み日曜日を避けて7月29日の金曜に町田文学館を手配しました。
常連の五会の面々が勢揃いするよう期待しています。
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