著者メッセージ: 森晶麿さん『ホテルモーリスの危険なおもてなし』
東京オリンピックが刻々と迫っていますね。おもてなしって何でしょう? ホスピタリティの語源を辿ると敵を迎えるというニュアンスも。 『ホテルモーリスの危険なおもてなし』の舞台は海辺の高級リゾートホテル。
しかし、今はギャングの巣窟となり栄光は翳り始めている。現地へ乗り込む主人公の若き支配人はホテル運営未経験。頼みの綱はお酒に弱くてすぐに倒れてしまう元殺し屋コンシェルジュだけ。さて、日々訪れる危険なゲストを徹底的にもてなし、ゴールデンウィーク初日のギャング大宴会を無事に乗り切れるのか?
文庫化に際して大幅に改稿し、よりポップかつラグジュアリーになったホテルモーリスへぜひ足をお運びください。巻末にかの美学教授が登場する「ホテルモーリス滞在備忘録」が収録されているほか、帯ソデにあるQRコー
ドからは期間限定スピンオフ短篇が無料でダウンロードいただけます。
文庫だけの特別なおもてなしをご堪能くださいませ。(森晶麿))(講談社『BOOK倶楽部メール』 2016年4月15日号より)
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