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2016年5月28日 (土)

アダルトビデオ制作業界の光と影

 アダルトビデオの出演強要の被害に関するシンポジウムに行った。《参照:アダルトビデオ出演強要被害 の根絶で院内シンポ》。まあ、この問題になると、多くのひとが集まる。
出演者のなかには、自由意志で金のためにやっているひとや、これを足がかかりに有名タレントになりたい人もいる。
 しかし、ユーザーのなかには、素人っぽい女優というか、高校生風の出演者を求める層もあるので、その被害を受ける人が増えるのであろう。
  ここの読者は若い層が少なそうなので、縁がないと思うかもしれないが、一応自分の取材した範囲で対応策を述べる。これは高額羽毛布団を売り込む手口にも共通している。相手は断れない雰囲気にしてくる。笑顔だったりやさしかったり、そこで、同じ笑顔を返しながら対抗策を打つ。
 まず、ただ1回の出演で契約書が必要か考える。契約書は、およそ業者の脅しの道具に使われると考えた方がよい。その契約書と別に、その組織と代表者、強要する担当者の名前と住所、名刺などをもらっておくなど、質問をする。しつこく勧誘してきたら、それを聞かずに、自分からの質問を繰り返す。大したことでないように、笑いながら。運が良ければ、向こうも不安になって引いてくる。それに脅しめいた言葉を吐けば、脅迫、セクハラの証拠にならう。
 また、自由意志で出演している人もいるが、それなりに自己防衛策を考えているという話を聞いた。悪質な業者には、あとで警察に申し出てセクハラ、痴漢をされたと思い込んでいる女性と思わせると、話をきいてくれることもあるという。
 うその痴漢被害を受けたといって、女性が訴えても、警察は犯人を作りたいので、関心を示すし、それがウソだったからといって、刑事罰を受けたという話をきいたことがない。
 
  

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