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2016年1月 4日 (月)

著者メッセージ: 松田公太さん 『愚か者』

  新年あけましておめでとうございます。参議院議員の松田公太です。といっても、皆さんには「タリーズの松田」とのイメージの方がまだ強いかも しれません。
  タリーズコーヒージャパンを起業し、経営していた私が政治の世界に飛び込んで、早いもので6年目を迎えます。そんな私を単に「成功した人」と思われている方もいることでしょう。しかし、実際はまったく違います。
  タリーズでは理想の経営を追求した結果、敵対的買収のターゲットとなりました。日本を少しでも良くしたいと挑戦することになった政界では、所属していたみんなの党が解党してしまいます。そして自ら立ち上げた新党「日
 本を元気にする会」は今、存亡の危機に直面している始末です。挑戦と失敗を繰り返してきた私の人生を、今回の自伝で振り返ってみました。タリーズ買収の真実から魑魅魍魎が跋扈する政治の実態まで赤裸々に書いています。
 これほど現職の国会議員が正直に内情を明かした本は他にないはずです。
  現状から一歩を踏み出すべきか迷っている人、挑戦の最中でもがいている人、失敗して落ち込んでいる人・・。そんな人たちに本を手に取ってもらい、「愚か者」と呼ばれながらも信念を曲げず走り続けてきた私の生き方から何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。
  最後になりましたが、皆さんにとって新しい年が素晴らしい1年になるようお祈りしています。(松田公太)
(講談社『BOOK倶楽部メール』 2016年1月1日号より) 

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