「工場と時計と細胞と」外狩雅巳の第二章は新春発進です。
「詩人回廊」外狩雅巳の庭「工場と時計と細胞と」についてーー。
1970年代の早い時期に「民主連合政府」の成立が可能だと信じていました。
労働者の自覚が高まり職場に労組の誕生が続きました。私は二十代でした。
革新自治体も東京・大阪・京都と広がり全国網羅が目前に来るようでした。
日本を働く者の国にすると気合を入れて労組活動・政治活動に励みました。
労働学校で学びました。職場から日本を変えるのだと意気盛んでした。
国鉄の菜っ葉服で登校する青年労働者達をうらやましく思っていました。
基幹産業の生産点を労働者側が確保する事が革命の肝要だと学びました。
N.オストロフ スキーの小説「鋼鉄はいかに鍛えられたか」を読み階級性を磨く決意を固めました。
そして、半世紀が過ぎました。今民衆の認識が様変わりしています。
技術革新の結果はデジタル時代になり生産現場も国際環境も変わりました。
そんな現在に、革新政権が生まれるのでしょうか。疑問でした。
「国民連合政府」を打ち上げる共産党に展望はあるのかと考えました。
そこで書き出したのが今回の作品です。序章は当時の職場描写からです。
生活向上・大幅賃上げから説き進めて社会変革を勝ち取ろうとしました。
そんな組合ビラを撒いた半世紀前から現在を照射して見たかったのです。
二章・三章と書き進む中で労働者階級の闘争の展望を捜そうと思います。
主題が政治なので同人誌掲載は無理かと思いサイトに連載しています。
管理者の伊藤氏昭一氏が理解を示してくたのが励みです。
閲覧中の皆様に心から感謝しています。
《参照:外狩雅巳のひろば》
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